昭和58年(1983年)10月ころ、英国留学のため欧州滞在中だった有本恵子（ありもと けいこ）さん（当時23歳）がデンマークのコペンハーゲンからの手紙を最後に消息を絶ち、その後、現在まで所在の確認には至っていない事案です。
　 警察では、関係者から事情を聴取し、海外の関係各機関との情報交換など、必要な捜査を行った結果、北朝鮮による拉致容疑事案と判断しています。

※警察は、有本さん拉致の実行犯である「よど号」犯人の魚本公博（旧姓・安部公博）について、逮捕状の発付を得て国際手配を行うとともに、外務省を通じて、北朝鮮に対し、身柄の引渡しを要求しています。