北海道警察情報通信部　北見方面情報通信部
情報技術解析課　係長
平成27年入庁（国家公務員一般職（大卒程度））

現在の業務内容は？

被疑者が犯罪に使用したコンピュータやスマートフォン等の電子機器に記録された情報の抽出・解析をしています。執務室内での作業だけではなく、警察署に出張し解析することや、捜査員とともに現場へ赴いて押収・差押えの支援をすることもあります。

業務をするうえで心掛けていることは？

捜査員へ解析の結果報告や技術的説明をする際は、誰でも理解しやすい説明となるように心掛けています。また、全国組織であることを生かしていつでも頼りあえるように全国の同期とは連絡を密にしています。

情報技術解析課の業務で一番印象的だったことは？

警察署に設置された捜査本部を初めて見たときは、まるでドラマみたいだと思いました。現場に捜査員とともに立ち入り、使用していたコンピュータの確認をし、押収されたスマートフォンやタブレットを解析して事件に関わる書類を抽出するなど、初めての捜査支援活動を通して、改めて自分が警察組織の一員なのだと感じ、とても印象に残っています。

一般職技術系職員を目指す皆さんへ

警察と聞いて思い浮かぶのは、刑事部門や交通部門の華々しい活動でしょうか。情報通信部は、それらの警察活動に欠くことのできない無線設備の保守や、解析による捜査支援等の重要な役割を担っています。社会に貢献できるこの職場で、あなたの持っている知識や情熱を生かしてみませんか。

中部管区警察局 愛知県情報通信部 情報技術解析課　係長
平成19年入庁（国家公務員�U種試験）

現在の業務内容は？

犯罪の取締りのための情報技術の解析を行っています。具体的には、被疑者が使用したパソコンやスマートフォンには犯行の証拠となるものが多く記録されており、それらの電子機器から、犯行の状況を明らかにするための証拠となるデータの抽出・可視化といった情報技術の解析を行っています。また、警察官とともに、捜索・差押え現場に同行するなど、警察の捜査活動を技術的に支援しています。

情報技術解析課の業務で一番やりがいを感じたことは？

警察官とともに、捜索・差押えやその後の情報技術の解析を行ったことです。パソコンやスマートフォンから、証拠を保全して犯行の状況を明らかにするには、膨大なデータを取り扱わなければならず、とても根気がいる作業です。しかし、そこから犯行の手口等が明らかになっていく過程は、警察の技術職員でしか経験できません。労力がかかる作業でしたが今となってみれば楽しい経験でした。

職場の雰囲気は？

「警察・公務員」というイメージから「なんか堅苦しそう・・・。」と思われがちですが、職場は、和気あいあいとしつつも切磋琢磨しあえる職場です。私たちの業務は専門性が高く個々の能力を発揮する事も重要ですが、仕事はチームワークで行う必要があるため、職員全員が一致団結して業務に取り組んでいます。

一般職技術系職員の魅力は？

一般職技術系職員は、都道府県警察に警察官として出向や他省庁へ出向する機会もあります。出向することで、新しい仕事に携わることができ、自己を成長させることができます。「技術」という土台を基にして、様々な職種に携わることができるのが、一般職技術系職員の魅力であり、醍醐味であると思います。