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業務・職員紹介 通信施設課

中部管区警察局情報通信部 通信施設課 係長
平成18年入庁(国家公務員U種試験)

現在の業務内容は?

警察活動で使用する各種情報通信システムの整備工事を担当しています。整備工事を行う場合は、工事内容を検討して仕様書を作成し、併せて工事に必要な費用を積算します。工事施工業者と契約した後は、工事が仕様書どおりに完成するように監督を行います。また、管区警察局は警察庁と管区内各県とのパイプ役なので、整備工事に関する情報共有や調整を行います。

通信施設課の業務で一番印象に残ったことは?

自分が初めて担当となった整備工事が完成したときです。自分で検討して図面を描いた工事が現実のものとなって完成し、それが運用されて警察活動を支えている姿を見ると、やりがいや充実感を感じます。同時に改善できる点を考え、次はもっといい仕事をしようと前向きな気持ちになります。

職場の雰囲気は?

通信施設課の業務はデスクワークが中心ですが、職場内では職員同士が相談しあう声や、関係部署と電話で連絡をとる声など、いろいろな声が聞こえて賑やかな職場です。風通しがよい職場で、疑問や懸念があれば皆で共有して、相談しながら解決していきます。

一般職技術系職員を目指す皆さんへ

私は機械区分で採用されたので電気や情報通信の知識は採用後に勉強しました。警察情報通信学校や職場実習など、研修制度が充実しているので、必要な知識は入庁後に働きながら得ることができます。得意分野が違っても技術屋魂があれば大丈夫です。ぜひ、あなたの力を警察の一員として生かしてみませんか?

東京都警察情報通信部 多摩通信支部 通信施設課
主任
平成29年入庁(国家公務員一般職(大卒程度))

現在の業務内容は?

警察活動を支える通信機器の新設、更新などの整備業務を担当しています。整備が完了するまでには、整備計画の提出、事前調査と仕様書の作成、契約手続き、関係部署との調整と工事、完成検査と多岐にわたり、完成まで数年をかけたものとなるので、長期的な目線で取り組むことが必要です。

業務をするうえで心掛けていることは?

仕様書を作成する際は、関係法令や設計指針などを理解した上で、なぜこのような仕様にするのか、きちんと説明できることを確認しながら作成しています。また、整備する通信機器の性能が発揮されるのはもちろんですが、完成後の機器点検や維持管理のことも考えた仕様となるよう心掛けています。

通信施設課の業務で一番印象に残っていることは?

国の一組織であり、機器の整備を担当する通信施設課は、そのときの情勢が仕事に色濃く反映されると感じました。例えば新型コロナウイルスが流行し、テレワークやサテライトオフィスが推奨され始めた時期に、テレビ会議システムの整備計画が急速に進展するなど、社会情勢に応じた的確な整備が求められる業務であると感じました。

一般職技術系職員の魅力は?

警察官は、一般的にその多くが地方公務員として採用されています。対して私たち警察情報通信職員は国家公務員です。理由の一つが、通信系統は全国規模で考えて整備をする必要があるためです。近年は、大規模災害や広域にわたる組織的犯罪など、都道府県の垣根を越えた対応を求められる事案も少なくありません。そんな警察活動を技術で支えることができるのは、魅力の一つだと感じています。

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