第5章 国民の理解の増進と配慮・協力の確保への取組
1 国民の理解の増進(基本法第20条関係)
トピックス 全国犯罪被害者支援フォーラム2024
警察庁では、犯罪被害者等支援に携わる関係機関及び民間被害者支援団体の関係者が参加し、講演やパネルディスカッション等を通じて犯罪被害者等支援のための知識の向上や緊密な連携の強化を図ること等を目的に、毎年、全国被害者支援ネットワーク、日本被害者学会及び犯罪被害救援基金と共同で全国犯罪被害者支援フォーラム(以下「全国フォーラム」という。)を開催しており、令和6年度で29回目を迎えた。
同年度の全国フォーラムは、10月18日、東京都千代田区「イイノホール」において、「男児・男性の性暴力被害」をテーマに開催された。
犯罪被害者支援功労者・功労団体等表彰では、多年にわたり犯罪被害者等支援活動に尽力し、多大な功労があったと認められる犯罪被害相談員等に対して、警察庁長官及び全国被害者支援ネットワーク理事長による連名表彰等が行われた。
講演では、上智大学総合人間科学部心理学科准教授の齋藤梓氏から、「男児・男性が性暴力にあった場合の相談を妨げる心理社会的課題を考える」をテーマに、男児・男性が相談することが困難な社会的背景等についての講演が、犯罪被害者である一般社団法人Springスタッフの方から「性暴力被害の現状と回復への道のり」と題して、自ら受けた性暴力被害及び回復の実態について講演が行われた。
また、パネルディスカッションでは、コーディネーターとして遠藤えりな氏(公益社団法人ひょうご被害者支援センター事務局長)、モデレーターとして熊谷明彦氏(桜みらい法律事務所弁護士、全国被害者支援ネットワーク副理事長)、パネリストとして山田浩史氏(日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院泌尿器科副部長、性暴力救援センター日赤なごやなごみ副センター長)及び濱田智崇氏(京都橘大学総合心理学部准教授、カウンセリングオフィス天満橋代表)を迎え、「被害直後に声をあげやすくするために必要なこと」をテーマに議論が行われた。