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犯罪被害者等施策講演会(第5回)


日時:平成24年3月2日(金)14:00~15:00
場所:中央合同庁舎4号館12階共用1202会議室
テーマ:「犯罪被害者の実情と支援」
青木 聰子氏(犯罪被害者自助グループ「緒あしす」代表)
青木 聰子氏 第5回犯罪被害者等施策講演会の様子

(1)犯罪被害者自助グループ「緒あしす」の紹介 

(2)3つの観点で考える

  • <1> 防犯
    →どれだけ防犯につとめても犯罪被害に巻き込まれる現実
    • いつ、どこで、誰が被害者になってもおかしくない。
    • 犯罪被害者は特別な人ではない。
  • <2> あなたがこの事件の裁判員だったらどんな判決を下すのか。
    →刑法第39条への疑問
  • <3> あなたがこの事件の被害者であったら。
    →何ができるのか。何をしなければならないのか。

(3)被害者の実情

自身の体験と緒あしす皆さんの体験の中から。

  • <1> 真実は何?
    →裁判で真実は解明されなかった!?
  • <2> 二次被害
    • 事情聴取、現場検証
    • 報道被害
    • 日常生活
    • 刑事裁判
  • <3> 命とは
    →死刑のこと、更生教育のこと。

(4)必要な支援

たとえば(体験から)

  • 相談、情報提供、付添い
  • 一時利用住宅の提供
  • 日常生活への支援
    家事支援、育児支援、介護看病の支援、就学支援
    職場での支援
    休暇など就業規則の見直し
  • 資金の貸付
    捜査や裁判といった被害直後の支援だけではなく、その後も続く被害者の日常生活への中長期的な支援(行政による福祉的な支援)の必要性。

(5)安全で安心して暮らせるまちづくりのために

  • 交通安全、防犯(再犯を防ぐことも)、合わせて被害者支援の取組を。
  • 誰の身にも起こり得ることとして、犯罪被害者への理解や支援の拡充を図るために行政、地域自治体のリーダーシップが必要。

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