第7章 警察活動の支え

2 警察の予算と装備

(1)警察の予算

警察の予算は、警察庁予算と都道府県警察予算から成る。このうち、警察庁予算には、国庫が支弁する都道府県警察に要する経費と補助金が含まれる。

令和6年度警察庁予算では、サイバー空間の脅威への対処、テロ対策と大規模災害等の緊急事態への対処に要する経費等を、補正予算では、防災・減災、国土強靱(じん)化に向けた警察の対処能力の強化に要する経費等を、それぞれ措置した。

令和6年度の国民一人当たりの警察予算は約3万2,000円であった。

 
① 警察庁予算 ② 都道府県警察予算

注1:情報システム予算としてデジタル庁に一括計上されたもの(令和6年度当初予算は303億1,500万円、補正予算は55億7,200万円)を含み、交付税及び譲与税配付金特別会計繰入れのための経費484億9,300万円を除いたもの

注2:一般会計の歳出から国債費の一部を除いたもの

注3:各都道府県が、犯罪情勢・財政事情等を勘案して編成

 
図表7-4 警察庁予算(令和6年度最終補正後)
図表7-4 警察庁予算(令和6年度最終補正後)
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図表7-5 都道府県警察予算(令和6年度最終補正後)
図表7-5 都道府県警察予算(令和6年度最終補正後)
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(2)警察の装備

① 車両の整備

警察用車両として、パトカー、白バイ等が全国に約3万9,200台整備されているところ、令和6年度から、緊急走行とそれ以外の活動との違いを視覚により判別可能な、聴覚障害者に配慮した新型警光灯(注)を搭載した車両の運用を開始した。

注:YouTube警察庁公式チャンネル「【警察庁】新型警光灯の導入2」(https://www.youtube.com/watch?v=SnyirXs4gyQ
QRコード 【警察庁】新型警光灯の導入2

 
新型警光灯を搭載したパトカー
新型警光灯を搭載したパトカー
② 装備品の整備

令和6年度は、テロ対策の推進、現場執行力の強化、銃器対策の推進等を重点として、各種装備品を整備した。



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