2 警察の予算と装備
(1)警察の予算
警察の予算は、警察庁予算と都道府県警察予算から成る。このうち、警察庁予算には、国庫が支弁する都道府県警察に要する経費と補助金が含まれる。
令和3年度警察庁予算では、テロ対策と大規模災害等の緊急事態への対処、サイバー空間の脅威への対処に要する経費等を、補正予算では、防災・減災、国土強靱化に向けた警察の対処能力の向上に要する経費等を措置した。
令和3年度の国民一人当たりの警察予算は約2万9,000円であった。

注1:情報システム予算としてデジタル庁に一括計上されたもの(令和3年度当初予算は88億7,000万円、補正予算は14億7,400万円)を含み、交付税及び譲与税配付金特別会計繰入れのための経費530億300万円を除いたもの。
注2:一般会計の歳出から国債費の一部を除いたもの。
注3:各都道府県が、犯罪情勢・財政事情等を勘案して編成
図表7-4 警察庁予算(令和3年度最終補正後)

図表7-5 都道府県警察予算(令和3年度最終補正後)

(2)警察の装備
① 車両の整備
警察用車両として、パトカー、白バイ等が全国に約4万700台整備されている。
警察では、車両の計画的な整備等により、即応体制の確保に努めている。

パトカー
② 装備品の整備
令和3年度は、テロ対策、大規模災害対策、組織犯罪対策等の推進を重点として、各種装備品を整備した。