第4章 組織犯罪対策

第3節 来日外国人犯罪対策

1 来日外国人犯罪の情勢

(1)全般的傾向

来日外国人犯罪の検挙状況の推移は、図表4-14のとおりである。平成の初期から増加傾向にあった来日外国人犯罪は、検挙件数については、ピークであった平成17年(2005年)から30年にかけて、4万7,865件から1万6,235件へと大きく減少しており、検挙人員についても、ピークであった平成16年から30年にかけて、2万1,842人から1万1,082人へと大きく減少している。

 
図表4-14 来日外国人犯罪検挙状況の推移(平成元~30年)
図表4-14 来日外国人犯罪検挙状況の推移(平成元~30年)
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図表4-15 来日外国人犯罪検挙状況の推移(平成21~30年)
図表4-15 来日外国人犯罪検挙状況の推移(平成21~30年)
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(2)国籍・地域別検挙状況

平成30年中の来日外国人犯罪の検挙状況を国籍・地域別にみると、図表4-16のとおりである。検挙人員は、中国が最も高い割合を占めており、最近ではベトナムの割合も高くなってきている。また、刑法犯検挙件数(罪種別)をみると、侵入窃盗及び万引きではベトナムが最も高い割合を占めているほか、自動車盗ではブラジルが最も高い割合を占めている。

 
図表4-16 来日外国人犯罪の国籍・地域別検挙状況(平成30年)
図表4-16 来日外国人犯罪の国籍・地域別検挙状況(平成30年)
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