3 街頭犯罪・侵入犯罪 (1)街頭犯罪・侵入犯罪の情勢  平成17年中の主な街頭犯罪の認知件数は108万6,497件、主な侵入犯罪の認知件数は28万1,499件と、それぞれ前年より18万8,916件(14.8%)、4万9,729件(15.0%)減少した。  しかし、減少したとはいえ、街頭犯罪・侵入犯罪の発生数は、依然として高い水準にあることに変わりはなく、10年前に比べ、路上強盗は2.7倍、街頭における強制わいせつは2.2倍、街頭における暴行は3.9倍、侵入強盗は2.2倍、住居侵入は3.1倍と増加している。  図2-11 主な街頭犯罪の認知件数の推移(平成8~17年)  図2-12 主な侵入犯罪の認知件数の推移(平成8~17年) (2)街頭犯罪の認知・検挙状況 〔1〕 路上強盗  路上強盗の認知件数は、平成8年以降増加を続け、15年には7年の4.8倍となった。しかし、16年に減少し、17年中は2,192件と、前年より503件(18.7%)減少した。検挙件数及び検挙人員も、8年以降増加を続けていたが、16年から減少に転じ、17年中の検挙件数は836件、検挙人員は1,285人と、それぞれ前年より119件(12.5%)、92人(6.7%)減少した。検挙人員の約6割は少年である。  図2-13 路上強盗の認知・検挙状況の推移(平成8~17年) 〔2〕 ひったくり  ひったくりの認知件数は、3年から14年にかけて毎年増加し続けていたが、15年に減少し、17年中は3万2,017件と、前年より7,382件(18.7%)減少した。増加傾向にあった検挙件数及び検挙人員も同じく、15年から減少に転じ、17年中の検挙件数は1万406件、検挙人員は1,851人と、それぞれ前年より3,155件(23.3%)、408人(18.1%)減少した。検挙人員の約6割は少年である。  図2-14 ひったくりの認知・検挙状況の推移(平成8~17年) 〔3〕 自動車盗  自動車盗の認知件数は、11年から13年にかけて急増し、以降横ばいで推移していたが、16年に減少し、17年中は4万6,728件と、前年より1万2,009件(20.4%)減少した。17年中の検挙件数は1万4,898件と、前年より1,133件(8.2%)増加し、検挙人員は3,366人と、前年より457人(12.0%)減少した。  図2-15 自動車盗の認知・検挙状況の推移(平成8~17年) (3)主な侵入犯罪の認知・検挙状況 〔1〕 侵入強盗  侵入強盗の認知件数は、平成10年以降急増し、15年には9年の2.9倍となったが、16年に減少し、 17年中は2,205件と、前年より571件(20.6%)減少した。検挙件数及び検挙人員は、9年以降増加傾向にあったが、17年中の検挙件数は1,328件、検挙人員は1,255人と、それぞれ前年より130件(8.9%)、101人(7.4%)減少した。  このうち、住宅に侵入して行われた強盗の17年中の認知件数は703件と、前年より251件(26.3%)減少した。また、深夜にコンビニエンスストアやスーパーマーケットを対象に行われた強盗(注)の17年中の認知件数は561件と、前年より119件(17.5%)減少しているが、過去10年間で3.8倍に増加している。 (注)午後10時から午前7時までの間に、営業しているコンビニエンスストアやスーパーマーケットの売上金等を目的として敢行された強盗  図2-16 侵入強盗の認知・検挙状況の推移(平成8~17年) 事例  ブラジル人の男(23)らは、17年3月から同年4月にかけて、コンビニエンスストアに押し入り、同店経営者に刃物を突き付けるなどして脅迫し、金品を奪った。同年10月までに、この男ら5人を強盗罪等で逮捕した(長野、埼玉、茨城)。 〔2〕 侵入窃盗  10年以降増加していた侵入窃盗の認知件数は、15年に減少し、17年中は24万4,776件と、前年より4万5,819件(15.8%)減少した。17年中の検挙件数は10万4,454件、検挙人員は1万2,564人と、それぞれ前年より362件(0.3%)、984人(7.3%)減少した。  図2-17 侵入窃盗の認知・検挙状況の推移(平成8~17年)