第2章 生活安全の確保と犯罪捜査活動 |
事例1
ぱちんこ景品卸売業者の男(50)は、外国から密輸入された腕時計等の偽ブランド品をぱちんこ店の景品として販売していた。17年10月までに、この男と偽ブランド品を密輸入していた業者を含む3法人11人を商標法違反(販売目的所持)で検挙し、偽ブランド品約1万1,000点を押収した(北海道)。 |
事例2
イスラエル人の男(46)ら4人は、17年8月、繁華街において腕時計等の偽ブランド品を露店で販売していた。同月、商標法違反(販売目的所持)等で逮捕し、約340点の偽ブランド品を押収した(熊本)。 |
事例3
17年5月に不正商品対策協議会が開催した「不正商品防止キャンペーン「ほんと?ホント!フェアin仙台」」では、宮城県警察職員等が、最近の検挙事例を交えながら、司会者との対話形式により、知的財産権保護の重要性や取締りの状況等について説明を行った。 |
事例4
18年3月に不正商品対策協議会が開催した「アジア知的財産権シンポジウム2006」では、警察庁職員が、司会者との対話形式により、最近の知的財産権侵害事犯の取締り状況等について説明を行った。 |
事例1
土木業者(66)らは、16年2月から17年3月ころにかけて、産業廃棄物処分業者その他環境省令で定める者でないのに、自社の廃棄物処分場において、県内や他県の建設業者らから建設廃材等約694立方メートルを不法に受け入れ、処分した。同年12月までに、この土木業者等24法人、73人を廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反(受託禁止等)で検挙した(千葉)。 |
事例2
ペットショップ経営者(36)、動物園園長(59)ら5人は、15年12月、インドネシアから密輸入した国際希少種のワニ(ガビアルモドキ)等を国内で繁殖したものと偽り、不正に環境大臣の登録を受け、販売していた。17年11月までに、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律違反(不正登録)及び免状等不実記載罪で逮捕した(警視庁)。 |
事例1
食品販売業者(57)ら19人は、15年7月から17年4月にかけて、薬局開設者又は医薬品の販売業の許可を受けた者でないのに、アガリクスやメシマコブを原料とした医薬品を販売した。また、13年12月から17年2月にかけて、「がんに効く」等の効能をうたい文句に架空の体験談を掲載した書籍を販売するなどして無承認医薬品の広告をした。17年11月までに、薬事法違反(医薬品の無許可販売等)で検挙した(警視庁)。 |
事例2
通信販売業者(27)ら10人は、17年3月から5月にかけて、薬局開設者又は医薬品の販売業の許可を受けた者でないのに、「無理なくやせる」等の効能をうたい文句に、中国製ダイエット用健康食品と称して医薬品をインターネット・オークションに出品し、販売するなどした。17年11月までに、薬事法違反(医薬品の無許可販売)で検挙した(広島、警視庁、三重、兵庫)。 |
事例3
無職の女(58)ら5人は、16年7月から17年6月にかけて、「顔のしわを取る」等の美容効果をうたい文句に顧客を募り、医師の資格を持たないのに、コラーゲンと称する液体を顧客の顔面に注射した。17年9月、医師法違反(非医師の医業行為禁止)で検挙した(北海道)。 |
事例
稲川会傘下組織元構成員(37)ら6人は、17年10月、岩手県漁業調整規則に定められた採捕禁止期間に、岩手県宮古市の周辺海域において、あわび1,902個を採捕し、所持していた。同年12月までに、岩手県漁業調整規則違反(採捕及び所持)で逮捕した(岩手)。 |
第1節 最近の犯罪情勢とその対策 |
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