第3章 生活安全の確保と犯罪捜査活動 |
事例
16年10月、茨城県で殺人事件が発生し、被害者の所有車両が所在不明となっていたところ、事件発生の翌日、茨城県と栃木県の県境付近で、被害者の所有車両が走行していることが判明した。そこで、茨城県警察と栃木県警察の警察官により編成された北関東広域捜査隊が検索した結果、栃木県内の駐車場で被害者の所有車両を発見し、さらにその付近で運転手の男(31)を発見し、殺人罪及び死体遺棄罪で逮捕した。 |
事例1
平成12年8月から16年3月にかけて、ピッキングやサムターン回し等の手口により中高層マンションへ侵入し、金品を窃取する事案が全国で発生した。関係警察による合同捜査・共同捜査を進めた結果、16年9月までに中国人の男(27)ら24人を窃盗罪等で逮捕した。被疑者らは、福建省からの密入国者を中心に窃盗団を組織して525件の窃盗事件を敢行しており、その被害総額は3億4,595万円相当に上った(京都、大阪、和歌山、兵庫、滋賀、奈良、三重、警視庁)。 |
事例2
16年1月から6月にかけて、無職の男(25)は、長野県ほか3県にあるコンビニエンスストア15店舗に侵入した上、店員に刃物を突き付けて脅迫し、現金合計約250万円等を強取した。関係警察による共同捜査を進めた結果、16年6月、男ら4人を強盗罪で逮捕した(長野、群馬、埼玉、栃木)。 |
第2節 犯罪の検挙と抑止のための基盤強化 |
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