第3章 生活安全の確保と犯罪捜査活動 |
事例1
無職の男(35)は、15年7月ころから16年1月ころにかけて、自宅のパソコン、カラープリンタ等を用いて金額1万円の日本銀行券約250枚を偽造し、近畿地方の2府3県で、タクシー運転手やコンビニエンスストア店員等に対して行使した。16年2月、通貨偽造・同行使罪で逮捕した(大阪)。 |
事例2
車検代行業の男(23)は、15年7月から8月にかけて、カラーコピー機等を用いて金額1万円の日本銀行券280枚を偽造し、友人の大学生(21)らと共に関東各地の花火会場等で約170枚を行使した。また、同年9月から10月にかけて、金額5千円の日本銀行券を偽造し、約140枚を行使した。16年3月までに、車検代行業の男を通貨偽造・同行使罪で逮捕するとともに、その友人の大学生ら9人を偽造通貨行使罪で逮捕した(神奈川)。 |
事例3
美容師の男(42)は、15年11月ころから16年6月ころにかけて、パソコン、スキャナ等を用いる偽造方法を同僚に教示するなどして共同で金額千円の日本銀行券約2,000枚を偽造し、東京都内の自動販売機で行使した。16年7月までに、同人ら2人を通貨偽造・同行使罪等で、2人を偽造通貨交付罪等で逮捕した(警視庁)。 |
第1節 最近の犯罪情勢とその対策 |
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