(2) 重要犯罪の認知・検挙状況  重要犯罪(殺人、強盗、放火、強姦、略取・誘拐及び強制わいせつをいう。)の認知件数は、平成11年以降、強盗と強制わいせつの増加を背景に急増し、15年中は2万3,971件(前年比1,677件(7.5%)増)で、過去10年間で約2.2倍に増加した。 図4-2 重要犯罪の認知・検挙状況の推移(平成6~15年)  このうち強盗の認知件数は、戦後最低であった元年以降増加傾向にあり、15年中は7,664件(前年比680件(9.7%)増)で、過去10年間で約2.9倍に増加した。検挙件数と検挙人員は共に増加傾向にあるが、認知件数の伸びが大きいため、検挙率は50.3%(前年比0.8ポイント減)にとどまっている。 図4-3 強盗の認知・検挙状況の推移(平成6~15年)  また、強盗のうち、深夜におけるコンビニエンスストア・スーパーマーケットを対象とした強盗事件(注)は10年以降急増し、15年中は742件(前年比274件(58.5%)増)と、過去10年間で約4.0倍に増加した。 図4-4 深夜におけるコンビニエンスストア・スーパーマーケット対象強盗事件の認知・検挙状況の推移(平成6~15年) 注:午後10時から翌午前7時までの間に、営業しているコンビニエンスストア・スーパーマーケットの売上金等を目的として敢行された強盗事件で、警察庁に報告があったものをいう。