第4章 犯罪情勢と捜査活動 

(6) 犯罪情報地理分析システム

 犯罪情報地理分析システムとは、地理情報システム(GIS:Geographic Information Systems)を用いて、個々の犯罪のデータを電子地図上に表示し、地理的・時間的な犯罪発生状況の比較・分析を行うことなどにより、合理的・効率的な捜査力の運用、防犯対策の実施、警察官の配置等に役立てることを目的としたものである。
 例えば、類似事件の抽出や未検挙事件の分析による余罪捜査、犯罪が多発する地域や時間帯に的を絞ったよう撃捜査等のため活用することが考えられる。
 同システムは、平成16年1月以降、3県(群馬県、三重県、福岡県)で試験的に整備している。

 
犯罪情報地理分析システム

犯罪情報地理分析システム

 7 科学技術の捜査活動への活用

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