第2章 日本警察50年の軌跡と新たなる展開 

6 平成7年から現在までの日本警察

 平成7年以降、日本経済は長引く不況に苦しんでいる。世相は不況を反映して混沌とし、深刻化する少年非行や不良外国人による凶悪な犯行は国民の不安感を著しく増大させている。
 刑法犯認知件数は、8年以降14年まで7年連続で戦後最多を記録し、昭和期の約2倍の水準である。他方で、検挙率は2割前後と戦後最低の水準にまで落ち込んだ。また、世界各地で民族や宗教をめぐる紛争が発生する中、我が国でもテロリズムの脅威が増大しているほか、情報技術を悪用した犯罪も新たな治安事象として急速に台頭している。

 
表2-6 平成7年以降の主な事件・事故

表2-6 平成7年以降の主な事件・事故
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 第2節 日本警察50年史

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