(4)勤務形態  警察では,その責務を果たすため,24時間警戒態勢を確保している。そこで,交番勤務等を行う地域警察官を始め,全警察官のおおむね4割は,交替制勤務で3日ないし4日に1度の夜間勤務を行っている。交替制勤務以外でも,警察署に勤務する警察官の多くは,1週間に1度程度の割合で夜間勤務に従事している。また,近年の複雑,多様化する警察事象の中,犯罪捜査を始め,事件,事故及び災害への対応等のため,勤務時間外に長時間にわたり困難な業務に当たることが多い。  このような警察職員の勤務の特殊性にかんがみ,これまで,駐在所勤務員の複数化,交番等の勤務環境の改善,階級別定数の見直し,巡査長制度の見直し,完全週休二日制導入に伴う勤務制度の改善,年次休暇の計画的取得の促進,超過勤務手当等の給与の改善等を図ってきたが,今後とも職員の待遇改善を積極的に推進することとしている。