第9章 公安委員会制度と警察活動のささえ 

(2)車両,船舶,航空機

1)車両
 警察用車両は,パトカー,白バイ等の各種活動用車両が全国に約3万5,000台整備されている。
 平成14年度は,薬物犯罪を始めとする国際組織犯罪対策,国民が安全で安心して暮らせる街づくりのための地域パトロールの強化,ストーカー対策等の車両及び交通安全対策用等の車両を増強した。
 今後も,警察事象の広域化,複雑化等に的確に対応して,国民の負託にこたえていくため,警察機動力のかなめである警察用車両の整備・充実を一層図っていく必要がある。

 
警察用車両の活動状況

警察用車両の活動状況

2)船舶
 警察用船舶は,全長5メートルから23メートル級のものが全国に約200隻あり,港湾,離島,湖沼等に配備され,多様化する水上レジャーの安全指導,水難救助,けん銃,覚せい剤等の密輸事犯の取締り等の水上警察活動に活用されている。
 今後の警察用船舶の整備に当たっては,水上警察事象の広域化,高速化に対応するため,大型化,高速化,高性能化を更に図っていく必要がある。

 
警察用船舶の活動状況

警察用船舶の活動状況

3)航空機
 警察用航空機は,すべてヘリコプターで,昭和35年より配備を始め,全国で約80機運航している。
 警察用航空機は,空からのパトロール,犯人の捜索や追跡等の捜査活動,交通指導取締り,災害時等の救難救助や情報収集等警察活動全般にわたる幅広い分野で活動している。
 今後とも,災害対策を含む警察活動全般をより効果的に遂行するため,引き続き警察用航空機の整備・充実を図っていく必要がある。

 
警察用航空機の活動状況

警察用航空機の活動状況

 

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