第3章 犯罪情勢と捜査活動 

第3章 犯罪情勢と捜査活動

厳しさを増す犯罪情勢

(1)刑法犯の認知・検挙状況

 平成14年の刑法犯認知件数は285万3,739件で,140万件前後であった昭和期の約2倍となり,戦後最多を記録した(図3-1)。
 また,その内容も,重要凶悪事件の多発,ひったくり等の街頭犯罪や侵入犯罪の増加,少年非行の深刻化,来日外国人等による組織犯罪の多発等,極めて憂慮すべき状況にある。
 検挙件数は,平成に入り70万件前後で推移していたが,14年には59万2,359件となっている。検挙人員は,平成に入り最多の34万7,558人である。

 
図3-1 刑法犯の認知・検挙状況の推移(昭和21~平成14年)

図3-1 刑法犯の認知・検挙状況の推移(昭和21~平成14年)
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