第2章 生活安全の確保と警察活動 

(2)違法銃器の根絶に向けた国民等の理解と協力の確保

1)積極的な広報啓発活動の推進
 警察では,「けん銃110番」を全国の警察本部に設置し,違法銃器に関する情報提供を求めているほか,銃器犯罪根絶に向けた広報用ビデオやパンフレットの作成,街頭キャンペーンの実施,「銃器犯罪根絶のための集い」の開催等,違法銃器根絶に向けた広報啓発活動を積極的に推進した。

 
銃器犯罪根絶の集い・宮城大会

銃器犯罪根絶の集い・宮城大会

事例
 警察庁は,平成14年11月,宮城県銃器対策推進本部との共催により,「銃器犯罪根絶の集い・宮城大会」を開催し,少年を主たる対象として,銃器犯罪のない社会を築くことの重要性を訴えた。

2)関係機関・団体との連携
 違法銃器を根絶するためには,地域社会や様々な関係機関・団体の理解と協力が不可欠である。警察では,税関,海上保安庁,自治体等の関係機関だけでなく,民間ボランティア団体との連携を含めて官民一体となった活動を推進している。

コラム6 ストップ・ガン・キャラバン隊の活動
 ストップ・ガン・キャラバン隊は,銃器使用犯罪の被害者の遺族や銃器問題に深く関心を持つ研究者などで構成された民間ボランティア団体である。同隊は,都道府県が主催する銃器犯罪根絶のための県民の集いをはじめとする各種大会等での講演やインターネットホームページを通じ,けん銃の恐ろしさ,銃器犯罪の悲惨さを訴え,違法銃器根絶意識の高揚を図っている。

 
ストップ・ガン・キャラバン隊ホームページ

ストップ・ガン・キャラバン隊ホームページ

 

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