音響信号機に関するQ&A

Q 1 音響信号機は、全国でどれくらい整備されていますか。

A1 歩行者用信号の青時間帯に音を出して横断歩行者に知らせるもの(視覚障害
   者用付加装置)は、令和7年3月末現在、全国で21,459基(メロディ式277基、
   擬音式21,182基)が設置されており、約99%が擬音式となっています。
   歩行者青信号の開始をチャイムや音声で横断歩行者に知らせるもの(音響式
   歩行者誘導付加装置)は、令和7年3月末現在、全国で4,712基が設置されて
   います。
   横断歩行者等が所持するスマートフォン等により、信号の状態、横断開始時期
   等の音声情報を提供等するもの(歩行者支援装置)は、令和7年3月末現在、
   全国で923基(高度化PICS596基、白杖232基、携帯端末95基)が設置されて
      います。

Q 2 なぜ、メロディ式と擬音式が制定されたのですか。

A2 様々な方式が存在する中、利用者等から全国的に統一してほしいとの要望
  がなされ、昭和50年に学識経験者、視覚障害者団体、警察庁、厚生省等からな
  る委員会を設置して検討が行われ、アンケート調査等も行った結果、メロディ
  2種類(とおりゃんせ、故郷の空)と擬音式(ピヨピヨ、カッコー)が選定さ
     れました。

Q 3 設置場所の基準はどうなっていますか。

A3 視覚障害者等の利用頻度が高い、盲学校、リハビリテーションセンター、
  役所等の公共施設を含む地域に優先的に設置するようにしています。

Q 4 今後、どのように整備されていくのでしょうか。

A4 音響信号機には、現在、メロディ式と擬音式の2方式がありますが、平成
  15年10月に通達を出し、道路横断時の方向性がより明確で、誘導性も高い、
  擬音式の異種鳴き交わし方式の整備を進めています。
(注) 異種鳴き交わし方式
     目の不自由な方をより安全に誘導するために、交差点のこちら側と反対側
    で違う種類の音を時間をずらして鳴らす方式。
     (「ピヨ・ピヨピヨ」、「カッコー・カカッコー」)