高速道路
高速道路での緊急事態~緊急時の3原則を知っていますか?~
事故や故障、走行に危険を感じた場合
高速道路を走行中、交通事故や故障等の緊急事態により車両を停止する場合、本線車道はもとより路肩であっても大変危険です。
車両が動くときは、できる限りサービスエリアやパーキングエリアなど安全な場所まで移動するとともに、やむを得ず本線車道等に駐停車する際は、以下の「高速道路における緊急時の3原則」などの措置を確実に行ってください。
本線車道、路肩に停止した場合
■ 発炎筒、停止表示板、停止表示灯の設置
車両が動かなくなり本線車道や路肩等に停止したときは、発炎筒、停止表示板又は停止表示灯を車両の後方に設置して、後続車からの追突事故防止に努めてください。
発炎筒
停止表示板(三角表示板)
停止表示灯(灯光の色は紫色)
発炎筒の使用方法
(出典:NEXCO中日本HPより)
■ 運転者、同乗者は安全な場所に避難
停止した車両内に留まることや、停止した車両から降りて車両付近に立っていることは大変危険です。
ガードレールの外側等の安全な場所に避難してください。
(徳島)車いす利用者が避難可能な安全地帯
■ 110番、非常電話(※)等ですぐに通報
直ちに携帯電話で110番通報等をするか近くの非常電話を使用して、故障もしくは事故の別、停車場所、負傷者の有無などを通報してください。
※ 1キロメートルごとに設置されており、受話器を上げれば道路管理者交通管制室につながる。
後続車の運転者の方へ
■ 危険予測が重要
本線車道でも故障車等が停止している場合があるため、常に注意して走行してください。
本線車道で停止している車両を確認した場合は、安全な場所に停車してから110番や非常電話で通報してください。
通報する際、近くのキロポストの表示が確認できる場合は、そのキロポストの数字を伝えてください。
■ 関連動画リンク
交通事故に直結する高速道路上の主な交通違反~リスクを知って安全運転~
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交通事故や車両故障等で高速道路の本線車道、路肩等に降車していた運転者等が、他の通行車両にはねられて死亡する事故が発生していますが、そのような事故が発生している背景には、高速道路の走り方等に関して誤った認識を持つ運転者がいることが原因の1つにあります。
高速道路を安全に利用するために
高速道路を安全に利用するために、事前に車両の点検を行うとともに、万が一、故障や事故により運転を継続することが困難な状態となった場合は、後続車に対する安全措置をとった後、速やかにガードレールの外側等の安全な場所に避難してください。
また、運転者は高速道路を走行する上でのルールを守り、安全を確認しながら走行するとともに、特に、夜間に走行する際は、安全確認のため前照灯の切替えをこまめに行ってください。