ASEAN+3国際犯罪閣僚会議及び日・ASEAN国際犯罪閣僚会議の開催について

2025年(令和7年)9月11日、ASEAN+3国際犯罪閣僚会議及び日・ASEAN国際犯罪閣僚会議がマレーシア・マラッカで開催されました。我が国を代表し、坂井国家公安委員会委員長が出席し、組織的詐欺、テロ、サイバー犯罪等の国際犯罪への対策について各国と協議しました。

  

ASEAN+3国際犯罪閣僚会議

会議の概要

ASEAN諸国(※)に、日本、中国及び韓国を加えた関係国間で意見交換を行い、各国の連携を強化するために開催されている会議です。2004年(平成16年)から開催(2017年(平成29年)まで隔年開催)されており、今年は15回目の開催でした。

※ ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム。前回から東ティモールもオブザーバー参加。

会議結果

・坂井国家公安委員会委員長から、組織的詐欺、テロ、サイバー犯罪等の国際犯罪への対策における各国の連携強化の重要性について述べるとともに、北朝鮮による拉致問題の即時解決に向けた協力を要請しました。

・国際犯罪と闘うためのASEAN+3の協力を更に強化すること等を内容とする共同声明が各国一致で採択されました。

日・ASEAN国際犯罪閣僚会議

会議の結果

ASEAN諸国と日本を参加国とし、国際犯罪対策について意見交換を行い、各国の連携を強化するために開催されている会議です。日・ASEAN友好協力40周年の節目の年である2013年(平成25年)に初めて開催され、今年は10回目の開催でした。

会議結果

・坂井国家公安委員会委員長がシンガポールと共同議長を務め、組織的詐欺、テロ、サイバー犯罪等の国際犯罪対策について意見交換を実施しました。また我が国から、北朝鮮による拉致問題の即時解決に向けた協力を要請しました。

・国際犯罪と闘う上での協力強化の必要性、拉致問題等の人道上の問題の解決の重要性に言及する内容を含む共同声明が採択され、特に組織的詐欺については、証拠の収集及び犯罪収益の追跡におけるより実務的かつ迅速な捜査協力を進めることの重要性を確認しました。