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 サミットとは、主要国首脳会議の略称です。 
 日本、フランス、米国、英国、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシアの8か国の首脳と欧州連合(EU)の委員長が年に1回集まって、その時々に世界が直面している重要な問題について話し合っています。第1回サミットは、昭和50年にフランスのジスカール・デスタン大統領の提案でフランス・ランブイエで開催されました。
 その後、51年のプエルトリコ・サミットからはカナダが参加し、52年のロンドン・サミットからは欧州共同体(EC)(現在は欧州連合(EU))の欧州委員会委員長が参加するようになりました。そして、平成9年のデンバー・サミットからはロシアが正式に参加し、翌年のバーミンガム・サミット以降、G8という呼称が用いられるようになりました。


第1回ランブイエ・サミット(昭和50年11月、フランス)(時事)


第33回ハイリゲンダム・サミット(平成19年6月、ドイツ)(時事)


 サミットは、平成20年7月7日から9日まで、北海道洞爺湖地域で開催されます。
また、外務大臣会議が6月26日・27日に京都府で、財務大臣会議が6月13日・14日に大阪府で、司法・内務大臣会議が6月11日から13日まで東京都で、労働大臣会議が5月11日から13日まで新潟県で、環境大臣会議が5月24日から26日まで兵庫県で、エネルギー大臣会議が6月7日・8日に青森県で、開発大臣会議が4月前半に東京都でそれぞれ開催されます。
北海道洞爺湖地域で開催されるサミットは、洞爺湖町の「ザ・ウィンザーホテル洞爺」が主会場になります。
また、京都府で開催される外務大臣会議は、京都市上京区の京都迎賓館が主会場となる予定であり、大阪府で開催される財務大臣会議は、大阪市北区の大阪国際会議場が主会場となります。


サミットの会場となるザ・ウインザーホテル洞爺


外務大臣会議の会場となる京都迎賓館

 今回のサミット等の特徴としては、次の諸点が掲げられます。
○ 13年の米国における同時多発テロ事件以降、我が国で初めて開催されるサミットであること。
○ 反グローバリズムを掲げる団体による暴動が大きな脅威となっていること。
○ G8各国以外にも、中国を始めとする様々な国の要人の参加が見込まれること。


財務大臣会議の会場となる大阪国際会議場