1 外国要人
(1)ブッシュ・米国大統領来日に伴う警護警備
ブッシュ・米国大統領は、夫人及び随員を伴い、11月15日に来日し、京都市内での日米首脳会談等の日程を滞りなく終え、同月16日に離日しました。
警察庁では、警察庁緊急テロ対策本部の下に警備対策室を設置し、京都府警察では特別派遣部隊約2,800人を含む約5,800人(最大時)の警察官を動員して警護警備を実施しました。
(2)プーチン・ロシア連邦大統領来日に伴う警護警備
プーチン・ロシア連邦大統領は、随員を伴い、11月20日に来日し、都内での日露首脳会談等の日程を滞りなく終え、同月22日に離日しました。
警察庁では、警察庁緊急テロ対策本部の下に警備対策室を設置し、警視庁では約7,500人(最大時)の警察官を動員して警護警備を実施しました。
2 国内要人
(1)第44回衆議院議員総選挙に伴う警護警備
第44回衆議院議員総選挙(8月30日公示、9月11日投開票)に際しては、与野党の熾烈(しれつ)な選挙戦を反映し、国内要人の全国的な往来が活発化しました。特に、小泉自民党総裁は、選挙運動期間中、18都道府県において応援演説を行いました。
関係都道府県警察では、右翼によるテロ等違法事案の発生が懸念される厳しい警護情勢下、雑踏警備対策にも配意しつつ的確な警護警備を実施し、国内要人の身辺の安全を確保しました。
(2)首相警護
イスラム過激派等による国際テロの脅威が依然として高く、厳しい警護情勢の中、小泉首相のASEAN主催緊急首脳会議への出席に伴うインドネシア訪問(1月)、グレンイーグルズ・サミットへの出席に伴う英国訪問(7月)、国連特別首脳会合への出席に伴う米国訪問(9月)、APEC首脳会議への出席に伴う韓国訪問(11月)、東アジア・サミットへの出席等に伴うマレーシア訪問(12月)等において、的確な警護警備を実施し、身辺の安全を確保しました。 |