自衛隊のイラク派遣をめぐり、労組、市民団体等は、反対集会、デモ、米国大使館への抗議行動等に取り組みました。
特に、陸上自衛隊本隊の第一次派遣の前日となる平成16年3月20日には、全国で延べ約13万人が集会、デモに取り組み、とりわけ、東京都内では、日比谷公園一帯に約3万人が集まりました。また、「イラクにおける三邦人人質事件」等をめぐっては、自衛隊の即時撤退を求め、国会周辺での抗議行動等に取り組みました。
一方、政府では、6月に有事関連7法が成立した後、自衛隊の多国籍軍参加を閣議決定しました。こうした中、警視庁は、市民団体主催の集会、デモに際し、警察官に暴行を加えた3人を公務執行妨害罪で逮捕しました。
17年は、政府が通常国会において成立を目指している憲法改正手続を定める法案の国会審議をとらえて、労組、市民団体等による反対運動が取り組まれるものとみられます。
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イラク派遣・派遣中止を求める集会(1月、東京)(共同) |
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