警察庁 採用情報サイト
HOME警察庁の紹介総合職(事務系)総合職(技術系)

採用担当者より
警察行政へのいざない
警察庁内部部局から
キャリアステップ
入庁18年目職員
警察官僚としての原点
入庁4年目職員の今
世界の知の拠点から
若きリーダーとして
政策立案の責任者として
治安の最高責任者として
一人の国家官僚として
特別企画
採用
お問い合わせ
HOME
 
   
   
Home > 総合職(事務系) >キャリアステップ

キャリアステップ
都道府県警察の若きリーダーとして


この街を守る
   私が署長を務めている多摩中央警察署は、東京都の多摩市と稲城市を管轄し、管内人口は23万人を数えます。約360名の署員と共に、この両市の治安を維持し、安全・安心を確固たるものにすることが、私の役割です。
   警察署は、警察が取り扱う事件、事故、そして相談の大半を最初に受け止め、実際に対処する役割を負っていますが、警察署に毎日多数寄せられる通報や相談のうち、いつ、どのようなものが大きな犯罪被害に発展することになるかは予測できません。したがって、私自身を含む署員全体が、常に緊張感を持ちながら、それぞれの事案に向き合っています。  

警察署長という仕事
   署長としての私の大きな仕事は、管内における治安上の優先課題と優先的取組の決定です。
   昨年9月、当署管内である多摩市の北部では、建築中の家屋に対する放火火災が6件連続して発生しました。この連続放火は、人的被害こそなかったものの、延焼のおそれも含めて、管内住民に著しい不安を与えるものでした。当署では、警視庁本部から派遣された捜査員を含む100名近い捜査体制に加えて、独自に50名近い規模の夜間警戒部隊を編成し、被疑者の早期検挙と更なる発生の阻止を図りました。この大規模な体制の構築は、当然ながら、普段から24時間体制で活動している警察署・交番の機能を維持した上でのものでした。そのため、通常は4交代としている交番の勤務を3交代にするなど、警察署全体が過酷な勤務をすることとなりましたが、その甲斐もあり、更なる放火の発生もなく、約2か月後に、22歳の被疑者を逮捕することができました。

地域の理解と協力を得て
   また、安全・安心のために必要な様々活動に地域の協力や理解を得ることも、署長としての重要な仕事です。防犯パトロールや各種キャンペーン、街頭防犯カメラの設置などは、いずれも地域住民の方々や関係機関の協力や理解がなければ成り立ちません。対外的に警察署を代表する立場として、各種イベントや会合において、管内における犯罪や事故の情勢・分析結果、防犯や交通事故防止のために心掛けていただきたいことなどを説明しています。広報やキャンペーンについては、防犯協会や交通安全協会などの協力団体の方々も惜しみなく力を貸してくださり、本当にありがたく感じています。

   警察署長としての経験はまだ短いものの、現在の勤務で体感している「生」の事件・事故・相談の緊張感や時間感覚は、いずれもとても貴重なものですので、今後の仕事にも生かしていきたいと考えています。

警視庁多摩中央警察署長
大野 敬
平成13年入庁
(役職は、平成27年4月当時のものです。)


From Toyama with Love(富山より愛をこめて)
   平成27年3月14日、富山県民念願の北陸新幹線が開業。東京まで2時間8分、関東圏からの観光客も増加する。警察として、捜査第二課として、どのような対策が必要か。 
   人の移動が活発になれば、犯罪者や被害者の移動も容易になる。これまで、特殊詐欺は、犯人が被害者宅まで現金を受け取りに来る手口、犯人指定口座に振り込ませる手口があったが、今後は、被害者を東京に誘き出す手口が増えるのではないか。実際、今年に入り、被害者が犯人に騙されて東京まで誘き出され、現金を渡してしまった被害が数件ある。よし、被害を少しでも食い止めるために、JR西日本に協力依頼をして、被害防止のための対策を取ろう。新幹線車両内でテロップを流してもらえないか、みどりの窓口で注意喚起の旗を設置させてもらえないか。他に何ができ出来るだろう。担当者とあれこれ考える。

県警察本部の課長として
   自分に課長が務まるのだろうか。警察庁出身者で都道府県警察本部の課長を経験する人は、誰しも一度は思うのではないか。私の事件捜査の経験は、入庁直後の約一年間のみ。一方、課員の中には私が生まれる前に警察官になった者もおり、ベテランぞろい。経験豊富な上司から詳細な事件指揮を受け、至らない自分を反省することも。それでも毎日が楽しいのは、一つ一つの相談内容を確認し、被害者のためにどうすれば犯人を捕まえることができるか、被害を防ぐために何ができるか、共に検討しそれを実行することができる仲間がいるからだろう。
   もちろん、責任に伴うのは楽しいことばかりではなく、苦しいこともある。苦労している課員と事件に懸ける思いを共有する。先輩から的確なアドバイスをもらう。過去に一緒に勤務した都道府県警察、海外大使館勤務の方から、激励の電話や手紙を頂くこともある。辛い時も、決して一人ではない。それが、警察という組織の強さであり、警察で働く醍醐味である。

地方勤務の魅力
   地方勤務の楽しさは、業務だけに留まらない。富山には、白えびの天ぷらも蛍烏賊(ほたるいか)の刺身もある。温泉と酒蔵は、県内各地に。快晴の少ない富山での晴れた日には、美しい立山連峰を遠くに見ながら、日本海の海岸線を、富山で手に入れた自慢の愛車をオープンにして(安全運転で)走りたくなる。(ああ、もう東京に帰らなくていい!)

学生の皆様へ
   初めは誰でも分からないことが当たり前。人を愛し、人の痛みが分かる一個の人間でさえあれば良い。警察の仕事はまだよく分からないけれど、面白そうだ、やってみたい、自分でもできそうだ、そう思う貴方、警察庁の門を叩いて欲しい。きっと、想像以上の経験ができるはずである。

富山県警察本部刑事部捜査第二課長
宇田川 尚子
平成20年入庁
(役職は、平成27年4月当時のものです。)



戻る ページトップへ戻る
National Police Agency