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青色回転灯装備車の運用状況

 熊本県
 

大江校区青色防犯パトロール隊
走るシルバー軍団



パトロールに出発する青パト(BMW号)

構成員

地域住民(校区防犯協会推進委員等)
人数:18人

結成の経緯

熊本市大江校区防犯協会では、規制緩和を受け、平成17年7月、熊本北警察署管内で初めて青色回転灯を装着したパトロールカーを導入した。これまで、公機関での青パトの導入はあったが、民間車(私有車)による青パト導入の先駆けとなった。

活動の目的

校区内の隅々まで、機動力のある青パトで巡回することで子ども・女性を犯罪から守り、ひいては車上ねらい、ひったくり、自転車盗等の犯罪を防止し、安全で安心して暮らすことの出来る地域社会の実現を目的としている。

活動の内容

この地区は熊本市屈指の文教地区で大学生・高校生等昼夜共に人の出入りが多く、治安上憂慮すべき校区であり、パトロール隊の活躍は、朝・夕の活動に見られるように地域住民の声に後押しされたものである。
パトロール隊員は高齢者と言えど、自らの働き場所(活動の場所)を見出し、正に「水を得た魚」のごとく生き生きと輝き、80歳を最高齢者に平均年齢75.2歳と正にシルバーパワーを発揮したパトロールを展開中である。
青パトには、車載用スピーカーが取り付けられており(県下で初めて)、小学校等の登下校時間帯にあわせて学校周辺の巡回時に子ども等への広報等の実施している。
◆青色回転灯を装備した車両の運用状況
現在、7台を運用中。従事者証を取得した隊員が中心となって青パト2台づつ(4~6人)を毎日運用。(「青パトを見た。」という地域住民の声が活動の糧)

【活動に必要な物】

私有車(青パト)、防犯活動用チョッキ・帽子、腕章、懐中電灯、連絡用警笛


活動上の問題点・解消方法

隊員は全員ボランティア保険に加入しているも、私有車の使用で、保険、ガソリン代等の経費を隊員個人が負担しており、負担軽減が課題である。隊員等の負担軽減のため、地域安全ステーションの指定と活動用物資の提供を受けている。

関係機関・団体との連携方法

パトロール隊は、民間主動のパトロール隊であるが、隊長が40年以上の防犯活動歴を持つ、大ベテランのボランティアであり、日頃から警察署、交番と連携はもとより、校区内外の学校、自治会等とも連携して、パトロール計画を策定、隊員にきめ細かな指示を行い、常にタイムリーなパトロールを行っている。
隊員間の連帯感も強く、他の団体の活動、県・市・警察等のイベント、会合にも揃って参加するなど、他の模範となる青色回転灯を装着したパトカーを最大限活用したパトロール隊である。同パトロール隊は、新聞・テレビ等で特集記事として紹介されるなど、熊本市を代表するパトロール隊である。

活動上の配慮事項

隊員が高齢者であることから、パトロール中の交通事故を憂慮している。無理をさせず、通学路での駐留警戒等進めている。また、単独でのパトロールは、極力戒め、講習会等を通じて助手席の役割等を教示している。

参考

同パトロール隊は、シルバーパワー全開の民間主動のパトロール隊で、同隊の活動は、上記のとおり活発で他の模範となっている。隊長は、「自分たちの活動を地道に続けることで、校区の人が防犯に気がけてくれれば何よりです。」と謙虚に話す。
平成17年中の大江校区の街頭犯罪等の発生件数232件(前年対比-58件-20.0%)と減少傾向が著しい。このことが他校区への広がりをみせ、熊本北警察署管内の刑法犯発生件数は、4,658件(前年対比-544件 -10.5%)に大きく貢献した。

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