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青色回転灯装備車の運用状況

 山口県
 

田布施防犯パトロール隊
いつでも 何処でも 誰でも出来る 田布施防犯パトロール隊!!



活躍中のパトロール車

構成員

地域住民をはじめ、自治会長や公民館長 等
人数:257名

結成の経緯

残忍な犯罪が全国各地で発生し、毎日報道されている中、山口県下でも凶悪な犯罪が発生し何時、何処で何が起こるか分からない状況にある。
県下各地で、防犯ボランティア団体が発足している中、田布施町内には活動団体が無かったことから、「自分達の地域の安全は、自分達で守る必要がある」として、町青少年育成町民会議、自治会、公民館等と協議を重ね、平成17年2月13日に結成したもの。

活動の目的

近年は、警察署との連携を深め、指導・助言を受けながら、各種の犯罪を抑止するため、防犯の考え方である
○ 割れ窓理論
環境の悪化を放置しておくと、犯罪の多発化や凶悪化がもたらされるので、軽微な犯罪の段階から、徹底した取り締まりや環境改善を求めていく考え方
○ ハインリッヒの法則
犯罪事例の水面下には、多くの小さな事例が存在している
などを広めていくこと等によって、町民の防犯意識の高揚を図り、犯罪のない安全で安心な田布施町を目指している。

活動の内容

隊員証を携帯し、統一のベストを着用して次のような活動を行っている。
○ 各隊員による自主活動(時間・場所等は自由)
○ 車による巡回パトロール活動(年間133回、内73回は定期巡回)
○ 地域別・自治会行事への参加、パトロール活動
  例:盆踊り、ホタル祭り、公民館活動 等
○ 町の行事への参加、パトロール活動
  例:桜祭り、スポーツ祭り 等
○ 警察署との協働活動
  例:自転車盗難防止活動、町内の夜間パトロール活動、登校時早朝パトロール活動
  住宅防犯活動、特別警戒活動 等
○ 情報交換活動
  例:中央公民館、地域公会堂、懇親会 等
◆青色回転灯を装備した車両の運用状況
平成17年1月に警察の証明を受けた後、所定の手続きを経て、次のような活動を行っている。
○ 定期巡回(年間73回)
  指定日に、指定地域の隊員が実施
○ 随時巡回(年間60回)
  隊員が随時行う巡回で、月平均5回実施
○ その他の活動
  イベントや行事等への参加広報活動

【活動に必要な物】

○ 広報車(青色回転灯車2台)
「防犯パトロール中」のステッカー貼付
○ 放送設備(マイク、スピーカー 等)
○ 放送用テープ(カセットテープ 等)
○ 防犯パトロール隊統一ベスト
○ 隊員証 等


活動上の問題点・解消方法

○ 最近の犯罪情勢から、不良行為を行っている少年への対応要領等について不安がある。
○ 子供に対する声かけ事案等が多く、子供達に対する声かけや挨拶を行う場合の要領やタイミングに不安がある。
○ パトロール隊の活動を向上させるため、研修会を開催する等により問題解決を図っている。

関係機関・団体との連携方法

田布施町総務課、社会教育課、町教育委員会とは活動・運営に関して連携を図り、警察署(駐在所)とは情報提供、指導を受け、合同パトロールを行うなど連携を深めている。

活動上の配慮事項

息の長い活動が行えるよう、
○ 無理をしない
○ 肩を張らない
○ 怪我をしない
をモットーに、誰もが、時間や場所にこだわらず、気軽に活動が行えるようにしている。

参考

田布施町は、山口県東部に位置し、人口16,000人余りの風光明媚な農村地域であり、安倍現総理大臣の祖父(岸元総理)、叔父(佐藤元総理)の縁の地でもある。
田布施防犯パトロール隊は、隊員の構成が町内全域に及ぶほか、公用車を借用して活動を行うなど、官民一体となった取り組みが行われており、その組織統制や活動内容は県内随一のボランティアとして誇れるものである。
独自に活動方法を策定し、無理なく行っている活動は、町内の犯罪抑止に効果を挙げている。

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