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青色回転灯装備車の運用状況

 兵庫県
 

佐用町商工会青年部
住民自身で、地域の子どもたちの安全を守る意識を啓蒙する



青パトインパルス号と青年部員

構成員

佐用町商工会青年部員、同商工会職員
人数:42人

結成の経緯

 平成18年4月に実施したクラシックカーのイベントの中で,廃車予定の車に子ども達の夢を描いてもらう企画をしたが,その際,楽しそうに描く子ども達の笑顔が印象に残ったことから,同車を有効に活用する方法を検討していたところ,平成18年7月7日に佐用町長から「佐用町安心安全パトロール」 の委嘱を受けることとなり,同年8月22日から子ども達の夢を乗せた青色回転灯装備車によるパトロールを開始しました。
 日本財団様より助成いただき新車となった2代目の防犯パトロール車は,平成21年8月の台風9号による集中豪雨により水没し廃車となりましたが,再度日本財団様より助成をいただき,防犯パトロールを再開できることとなりました。
 また,被災した車輌の一部の部品を利用し,実際の水位を表記し水害の怖さを知っていただくとともに,この車輌を復興のへの証とし頑張っています。

活動の目的

最近子どもを狙った凶悪な犯罪・事件が多発していることから、下校時における児童・生徒の保護活動をする。
また、パトロール車で防犯に対するアナウンスを行うことにより、地域住民の意識を向上させるような活動につながり、犯罪抑止効果を高める。

活動の内容

児童・生徒の下校時における安全確保のために部員全員が、仕事の合間に当番制でパトロールを実施しながら車両に装備しているスピーカーを活用して、子供たちへの注意事項の呼びかけや、住民の方々へ協力をお願いし、この活動が地域全体の取り組みになるよう啓蒙活動を行っている。
また、近隣の商工会青年部にも協力を求め、佐用町内全域の活動として、広域的な活動を展開している。
◆青色回転灯を装備した車両の運用状況
パトロール専用車1台を使用して、町内を4コースに分け、毎週火曜日午後4時から1時間程度、下校時間帯にあわせて運用している。また、イベント開催時に、展示し広くPRに使用している。

【活動に必要な物】

カメラ・携帯電話


活動上の問題点・解消方法

商工会青年部という団体の性格上、当初はパトロールを実施するための証明は頂けなかったが、交流のある大阪府の商工会青年部において実施されている事例があることから方法を模索していたところ、佐用町長から防犯活動の委嘱をして頂いた。
平日の仕事中という、なかなか実施しにくい時間ではあるが、青年部員一同が社会に貢献しようという崇高な理念と、部員自体、対象となる児童・生徒の保護者である立場から、積極的に参加している。
やはり一番の問題となったのが車両の維持・運行にかかる経費の捻出であったが、普段からの各種団体との交流の中から、適切な補助や助成をして頂き、必要額を確保することができた。

関係機関・団体との連携方法

佐用警察署から犯罪情報の提供や防犯活動上のアドバイスを受けるとともに、町・学校との情報交換を実施するなど連携を行っている。

活動上の配慮事項

我々の活動で、全ての地域・時間をカバーするのは無理である。
そこで、パトロール時に、住民の方々への呼びかけをし、普段から地域一団となった防犯意識の醸成を目指している。また、犯人を捕まえるのではなく、あくまでも、児童の安全確保のためのパトロールに努めている。

参考

 

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