平成14年11月6日
長官官房総務課
第4回警察庁政策評価研究会要旨
1 日時
平成14年9月25日(水)午後1時から午後3時30分まで
2 場所
警察庁庁議室(19階)
3 出席者
(委員)
前田 雅英 東京都立大学法学部教授(座長)
妹尾堅一郎 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授
高木 光 学習院大学法学部教授
田邊 國昭 東京大学大学院法学政治学研究科教授
(警察庁)
吉村 博人 長官官房長
安藤 隆春 総括審議官
堀内 文隆 官房審議官(生活安全局)
矢代 隆義 官房審議官(交通局)
加地 正人 総務課長
廣畑 史朗 刑事企画課長
吉田 尚正 総務課企画官
井上 剛志 政策評価・情報公開企画官
4 議題 (※(1)が議題の中心)
(1)警察改革の推進に関する総合評価経過報告書案について
(2)平成15年度予算概算要求の重点事項に関する事業評価結果報告書について
5 議事要旨
○ 警察庁として、どうなったときに警察行政の透明性を確保したと言えるのかを明示するなど、警察がどうなったときに改革されたとみなすのかの基準、解釈を示すべきではないか。
○ 緊急提言について警察はどうとらえ、どういった目的を設定して、それに当たってどういう形で政策を行ったのかという背景を前書きに盛り込むべきではないか。
○ 評価の要素として、(1)やったことについてデータがそろっていること、(2)データから結論が導かれていること、(3)それに対して価値判断が加えられていること、(4)今後の課題について提示されていることの4つが示されるべきではないか。
○ 改革の一連のプログラムについて、それぞれの進捗状況を把握し、次に、どの部分にプライオリティを置いて力を入れるのかということを途中のモニタリングの結果として示した方が良いのではないか。
○ 概要に掲げられた各項目について、見込みとしてこれは比較的順調でゴールが見えているとか、これは性質上もう少し時間がかかるとか分かるようにすると良いのではないか。
○ 改革の推進を行った結果良い方向に向かっているのか、それともあまり効果はなさそうなのか、書ける部分については書いた方が良いのではないか。
○ 第1の3の「警察における厳正な監察の実施」について、その中身も併せて示した方が良いのではないか。
○ 第2の1の「警察安全相談の充実」について、相談後どう処理したかという統計があればそれを示し、なければ受理に加えてもう一つ何か説明するものを示した方が良いのではないか。
○ 第2の2の「空き交番の解消」について、全体の中の何パーセントぐらいが空き交番なのか示せないならば、本署へ通じる電話の設置やハイテク交番の導入など、相談員の配置以外の対策についても示したらどうか。
○ 第2の2の「事故のないまちづくりの推進」について、今回の報告書の趣旨は、今どこまで進めたのかという議論をしているので、アウトプットレベルでここまで推進したという数字を示すべきではないか。
○ 地域により取組みの温度差がかなりあるので、警察全体としての評価だけではなく、県別の数字、評価を出してみたらどうか。
6 今後の予定
次回は、「平成15年政策評価の実施に関する計画案」を基に研究会を開催する(12月上旬又は中旬予定)。
(了)