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機動隊は、サミットやAPECなどの大規模警備や災害現場における人命救助、さらには爆発物の処理、生物化学テロへの対応など幅広い特殊な事案に対応する部隊です。
また、平成7年に発生した「阪神・淡路大震災」を教訓として結成され、全国の大規模災害に即応でき、かつ高度の救出救助能力を有する災害対策のエキスパートチーム「広域緊急援助隊」として大規模災害に備えています。隊員は、いつ何処で発生するか分からない災害等に迅速に対応するため、常日頃から、あらゆる事案発生を想定した実践的訓練を行うとともに、活動の基盤となる技術や気力、体力の向上に向け潜水士やクレーン操作などの資格の取得、各種トレーニングに励んでいます。
平成21年7月に、250年に1度といわれる集中豪雨(「中国・九州北部集中豪雨」)が山口県を襲い、県内各地に甚大なる被害を与えました。私は、災害発生と同時に出動し、17人が亡くなった防府市奈美の老人ホーム等での行方不明者の捜索に従事しました。現場は土石流が建物を直撃し、莫大な量の土砂と裏山から大量の泥水が流れ込む中での捜索活動は困難を極めましたが、私自身、初めて経験するこうした厳しい状況の中、私の心に「ここで力を発揮するのが機動隊だ。」、「早く行方不明者を発見し、家族の元に返してあげたい。」という強い使命感が湧いてきたのです。それは、最後の行方不明者を発見するまで、私を突き動かす原動力となりました。
これからも私は、災害や事件が発生した際に、その最前線で国民の生命、身体、財産を守り、「市民生活の安心と安全」を守るという機動隊員としての使命に誇りと責任を持ち、現場からの「SOS」に全力で応えていきたいと思います。