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|  機動救助隊は地震や事故などの災害現場で救助を行う専門部隊です。さまざまな災害に対し、機動・水難・山岳救助隊、国際・広域緊急救助隊などの救助チームは、常にベストの活動をするために、日頃から訓練を行っています。私は救助技術の教養訓練のほか、装備資器材や使用方法の指導、新しい知識やスキルの研究や導入の検討、そして災害現場では実際に活動をしながら指導を行っています。スマトラ沖地震が発生したときは、日本の代表として、消防庁や海上保安庁と合同チームを編成し救助に参加しました。 近年、災害現場での救助の在り方が見直されています。ただ闇雲に早く助け出せばよいというものではなく、「救助した被災者を被災前と同じ健康な状態で社会復帰に導くこと」を念頭においた迅速で適切な救出救助活動が求められているのです。そのために、医療との連携を深めるとともに、救助技術の向上を図るカリキュラムの中で、医師から指導を受けさせるようにしています。私自身も、災害現場で救護措置をほどこし、病院へ速やかに搬送するための講習JPTEC (Japan Prehospital Trauma Evaluation and Care)を受講し、JPTECプロバイダーにも認定されました。 救助活動は、テレビや新聞で報道されるような感動的な場面ももちろんありますが、地道な活動で忍耐を必要とするケースがほとんどです。だからこそ、救助したときの感動は何よりも大きいものなのです。災害現場で、人の生死と最初にかかわる仕事であり、一人でも多くの命を助けたいという気持ちが、機動救助隊員の原動力です。「被災者を本当に助けるために、いま何をするべきか」この責任の重さと誇りが、都民・国民から信頼・期待される救助活動につながると確信しています。
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