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|  私は子供のころから、富山県警察航空隊のパイロットとして山岳遭難者の人命救助に携わっている父の姿を見て育つとともに、父からは、「警察には、普段は交番等の警察官として働いているが、ひとたび山岳遭難が発生すれば、自らの危険も顧みず、遭難者の命を救うことに全力を尽くす、山岳警備隊員というつわもの達がいる。」との話を幾度となく聞かさていました。 そうした中、私は、いつしか山岳警備隊員に憧れを抱くとともに、「いつかは、山岳警備隊員になって、父と共に人命救助の仕事がしたい。」と強く思うようなりました。そして、富山県警察官となり、昨年憧れの山岳警備隊に入隊することができました。 山岳警備隊員として初めての出動は、昨年の夏山シーズン、北アルプスを登山中の女性が高山病で歩けなくなったという救助要請によるものでした。 私は、苦しむ遭難者を一刻も早く助けたいとの一心で、遭難者を背負いアップダウンが激しい、真っ暗な夜の登山道を急ぎました。道中、遭難者の体重を背中にずっしりと感じたとき、人の命を救うという任務の過酷さとその責任の重さをひしひしと感じるとともに、山岳警備隊員が「つわもの達」と言われる所以を垣間見たように思いました。 登山経験も無いまま入隊した私は、まだ先輩隊員の足手まといにすぎませんが、日本一といわれる富山県警察山岳警備隊の一員として、求められる高い救助技術を身につけ、北アルプスの山岳遭難者を一刻も早く、一人でも多く救出したいと思います。
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