ファイルNo.4

赤い覚せい剤事件


はじまりはヨーコからの電話であった...


「勤務が解除したら食事でも」という電話があったのは、午後4時をすぎていた。彼女は生活安全課の刑事で、警察学校の同期生だ。「同期の連中も一緒に呼ぼうか」といったら、「だめ、相談したいことがあるの」という。ラッキー! これまでなんどデートに誘っても、二人きりで会うことはなかったから……。
えっ、ぼくのこと?
ぼくは彼女とは別の署に配属されている捜査課の刑事だ。


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