プロフィール

法科学第三部
化学第一研究室
研究員

先輩の声(化学第一研究室)

現在の仕事内容とやりがいを感じるとき

先輩の声(化学一)写真

私の所属する法科学第三部は、犯罪捜査に関連する化学分野の研究を担当している部署です。分析の対象は多岐に渡り、その内容によって研究室が五つに分かれています(詳しくは、各研究室のページをご覧下さい)。化学第一研究室では薬物を対象とした研究を行っており、私自身は大麻の識別手法に関する研究に携わっています。また、研究業務の他にも、鑑定業務として覚せい剤の薬物プロファイルを調べたり、研修業務として各都道府県の科学捜査研究所職員に向けた授業や実習を担当するので、自らの知識や技能が実際の事件捜査に密接に関連していることを実感できます。ドラマのように捜査の表舞台には決して登場しませんが、「最前線の現場に立つ人間の助けになっている」という静かな確信が、現在の仕事を充実したものにしてくれています。


科警研を目指す後輩に対してのアドバイス

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科警研を目指している方の中に、「大学で自分が学んだことは、まさに科警研にうってつけだ」と感じる方は殆どいないと思います。日本では法医学以外の『法科学』を専門とする大学の専攻が存在しませんので、科警研の業務内容と合致する技能を最初から持っている人は非常に稀です。実際、職員の殆どが、就職してから研修と職務を通じて、必要な知識や技術を手に入れていますので、学生時代の専門については気にしなくても大丈夫です。必要なのは、科警研で働きたいという熱意と覚悟だと思います。興味を持ったきっかけはTVドラマや小説であっても構いません。科警研(または科学的捜査)に対して憧れや期待感を持っている方、そして、意外と地味な現実に直面しても笑って許せる方、是非、科警研で一緒に仕事をしましょう。


科警研の魅力

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科警研の一番の魅力は、研究の自由度が非常に高いことだと思います。捜査現場からのニーズに応えるため実用的な鑑定手法の開発研究を行うだけでなく、外部資金を調達して自分主導の基礎的な研究を行うことも出来ます。
また、多種多様な人と知り合う機会があることも魅力の一つです。様々な専門分野を持つ科警研の他部署の職員は勿論のこと、学会を通じて他機関や大学の研究者と、警察行政との関わりの中で捜査員や他の警察庁職員と、研修を通じて各都道府県の科学捜査研究所の職員と、共同研究を通じて民間企業の技術者と……。枚挙に暇がないくらいの人脈が形成されますので、『象牙の塔』とは程遠い職場だと思います。


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