科学警察研究所の業務概要
科学警察研究所は、科学捜査についての研究・実験及びこれらを応用する鑑定・検査、犯罪の防止及び少年非行防止についての研究・実験並びに交通事故の防止その他交通警察についての研究・実験を行っている。これらの業務対象は広汎にわたるため、生物学、医学、化学、薬学、物理学、農学、工学、社会学、教育学、心理学等の専門的知識・技術を有する研究職員が、それぞれの専門に応じた部門に配置され活動している。
研究・開発
各年度毎に研究計画を定め、これに基づいて研究開発を進めており、鑑定技術の確立、鑑定機材の開発、少年非行の解明、犯罪防止対策、交通の安全・円滑に関する研究を行い、その研究成果をまとめた「科学警察研究所報告」を年2回発行している。
鑑定・検査
都道府県警察から鑑定嘱託を受けたものについて、鑑定・検査を行っている。また、都道府県警察のみでなく裁判所や検察庁から鑑定を嘱託されることもある。
研修・指導
都道府県警察の鑑定技術職員に対し、専門分野毎に研修及び指導を行っている。