昇任階級章図
皇宮警察本部では、学歴や性別に関係なく昇任試験に合格することにより、上位階級への道が開かれています。また、海外勤務や警察庁・都府県警察への出向、国内・海外での各種研修などにより、皇宮護衛官のキャリアアップを全面的にサポートしています。

About My Career

| 平成2年 | 皇宮警察に採用 |
| 平成3年 | 坂下護衛署配属 |
| 平成8年 | 吹上護衛署配属 |
| 平成10年 | 皇宮巡査部長に昇任 須崎御用邸配属 期間中、カナダに2ヶ月研修 |
| 平成12年 | 皇宮警察学校に配属 初任科生指導担当 |
| 平成14年 | 皇宮警部補に昇任 赤坂護衛署配属 |
| 平成15年 | 警察庁国家公安委員会会務官室に出向 |
| 平成17年 | 警務課人事第一係配属 |
| 平成20年 | 皇宮警部に昇任 |
高校を卒業後、地元の岡山県から上京、皇宮警察に採用され皇宮巡査となり、皇宮警察学校で1年間、皇宮護衛官に必要な基礎知識・技術などを身につけました。警察学校を卒業後は、坂下護衛署・吹上護衛署で7年間警戒警備勤務を行い、先輩方から皇宮護衛官としての基礎を学びました。
平成10年に、皇宮巡査部長に昇任し、静岡県下田市の須崎御用邸勤務となりました。御用邸での勤務は、少数精鋭の同僚同士の連携と地元の方々の温かいお言葉やご協力に支えられて無事任務を終えることができました。
その後、皇宮警察学校の勤務となり、学生指導担当として学生とともに汗を流しました。年齢もそれほど変わらなかった(!?)ので、体力面でも学生には負けられないという気持ちで日々接していました。今思えば、学生たちから多くのエネルギーをもらっていたような気がします。
平成14年に皇宮警部補に昇任し、赤坂護衛署で1年間警戒警備に従事しました。その後、警察庁に出向し、国家公安委員会の事務を行う国家公安委員会会務官付主任として、委員の日程調整や各都道府県警察本部の公安委員会補佐室との連絡調整を行っていました。
帰任後は、本部警務課の人事第一係で人事管理業務を行っています。
今春からは、卒業配置以来の勤務地である坂下護衛署で課長補佐として警戒警備に従事することになり、身の引き締まる思いです。
皇宮護衛官に拝命して以来18年間、振り返ればたくさんの経験をさせていただきました。その中でも、昨年6月に北海道で行われた植樹祭で、天皇皇后両陛下の護衛に初めてあたった時のことは忘れられません。植樹祭会場で多くの方々が、小旗を振って両陛下をお迎えする姿を見て、我々の任務の重責を肌で感じ、今まで以上に気持ちが高ぶったことを思い出します。
また、須崎御用邸勤務時には、2ヶ月間カナダにおいて青年警察官海外研修に参加させていただきました。海外から日本の皇室を見ることができ、私にとって忘れられない経験になりましたね。
英語の勉強はもちろん、地元バンクーバー警察の活動を学んだり、現地と日本の治安情勢を比較したり・・・すべてが初めての経験で新鮮でしたね。この研修で、より広い視点から、我々の行っている護衛、警備といった勤務のあり方について見つめることができたので、今の自分のキャリア形成に非常に役に立っています。また、同じように、警察庁に出向した時もそのように感じましたね。

皇宮警察本部は警察庁の附属機関なので、出向した私たちには、警察庁の立場から皇宮警察を見つめ直してみたり、仕事の進め方やノウハウを身につけ、それを皇宮警察に戻ってフィードバックしたりする役目があります。警察庁での私の任務は、国家公安委員の先生と全国の警察を視察したり、その管理業務をサポートすることが主なものでした。そのほかに、都府県警察に出向して刑事として勤務し、捜査のノウハウを自分のものとして、 宮警察の業務の中に活かしている人もいます。
それは間違いないです。もちろん「皇室を護るという誇り」は、皇宮護衛官であれば誰でも、常に心に持っていなければなりませんが、皇宮護衛官だからといって、皇室をお護りする任務にだけにあたっていては、能力の向上にも限界がありますし、視野も狭くなってしまいます。私が、須崎御用邸に勤務していたときには、地元のテニス同好会に入ったり、駅伝大会に出たりと、外部とのコミュニケーション能力や、広い視点でモノを見る力を養いました。こういったことが、私たちには絶対必要なのです。
今は、警務課人事第一係長として皇宮護衛官の昇任配置や、人事異動の関係など、任用用務に携わっています。4月には、皇宮警部に昇任予定ですので、今後は、皇宮警察の管理部門を勉強しながら、海外や他の関係機関へ行けるチャンスがあれば、ぜひ挑戦していきたいですね。具体的には、世界各国にある日本大使館の警備に携わる、在外警備官を経験してみたいです。それが、自分の更なるキャリアアップにも、皇宮警察の活性化にもつながるわけですから。

はい。私は高校を卒業して採用された年から4年間、皇宮護衛官として勤務しながら、夜間大学の経済学部に通っていました。勉強もですが、大学でいろいろな職種の方と知り合えたのが、今でも財産になっています。大学通学などの制度は整っていますので、自分のやる気や努力次第でいろんなキャリアプランが考えられますね。また、通常任務においても、警戒警備を始め、騎馬や側車に乗って護衛したり、あるいは皇宮警察という組織運営に関わったり・・・少数精鋭である分、数多くの任務を経験できるので、あらゆる面において人間的に成長できる場であると思います。