米国における同時多発テロ事件やインドネシア・バリ島における爆弾テロ事件の発生等を契機として、ASEAN10か国(注)に日本、中国及び韓国(+3)を加えた関係国間における犯罪対策に関する協力を推進するため、標記会議が2004年(16年)から開催されている。
2004年(16年)1月、タイ(バンコク)において開催された第1回会議には、警察からは、国家公安委員会委員長、国際第一課長(当時)が出席した。この会議では、国境を越える犯罪対策に関する参加国関係機関の連携強化について議論を行い、コミュニケを採択したほか、テロ、薬物犯罪、海賊、人身取引、武器密輸、国際経済犯罪、マネー・ローンダリング及びサイバー犯罪の8分野について、各分野ごとにASEANのいずれかの国が推進主体となってASEAN+3での協力を推進し、日本、中国及び韓国がこれを支援することとされた。
2005年(17年)11月、ベトナム(ハノイ)において開催された第2回会議には、警察からは、国家公安委員会委員長、政策評価審議官が出席した。この会議では、第1回会議において特定された8分野について、参加国関係機関が一層連携を強化することが重要であることを確認するとともに、今後の各分野ごとの協力関係の具体的な在り方について議論し、コミュニケを採択した。
2007年(19年)11月、ブルネイ(バンダルスリブガワン)において開催された第3回会議には、我が国からは、警察庁次長、薬物銃器対策課長が出席した。この会議では、テロ、人身取引及びサイバー犯罪の3分野におけるASEAN各国と日中韓との連携の強化、国境を越える犯罪対策を効果的に実施するための調査研究の必要性その他の国境を越える犯罪に対する各国の協力について改めて確認するコミュニケを採択した。
(注)ASEAN加盟国
タイ,インドネシア,フィリピン,マレーシア,シンガポール,ブルネイ,ベトナム,ラオス,ミャンマー,カンボジア