警察の情報通信 トップページに戻る

国際機動警察通信隊

 国外において警察部隊が必要とする通信を確保するため、警察庁では、平成12年1月から、警察通信職員の中から国際機動警察通信隊の要員をあらかじめ指定し、訓練を行うことにより、要請に応じて迅速に派遣できる体制を整備しています。同要員は、現地と日本の間及び現地部隊間の通信回線を設定するなどの情報通信対策を担当しています。
 これまで、国際機動警察通信隊は、警衛警備のためサイパン及びパラオに、国際緊急援助隊の隊員としてアルジェリア、モロッコ、タイ、パキスタン、中国、インドネシア、ニュージーランド、ネパール及びメキシコに派遣されています。
 平成29年9月に発生したメキシコにおける地震被害においては、同要員2名が国際緊急援助隊救助チームの隊員として派遣され、通信資機材を設置・運用し、被災地における捜索・救助活動に貢献しました。また、いつ、いかなる状況においても対応できるよう、国際機動警察通信隊は平素から具体的な事態を想定しての国内訓練を実施しているほか、より実戦的な経験を積むための国外訓練も実施しています。

写真