第4節 支援等のための体制整備への取組


(15) 警察における被害少年が相談しやすい環境の整備

警察において、現在、全ての都道府県警察に設置されている少年サポートセンターや警察署の少年係などが窓口となって、少年や保護者などからの相談を受け付けている。相談には、警察官や少年補導職員が対応し、必要な助言、指導を行っている。

また、すべての都道府県警察において、「ヤングテレホンコーナー」などの名称で電話による少年相談窓口を設けているほか、フリーダイヤルによる相談、FAXや電子メールなどによる夜間、休日における受付など、少年や保護者などが相談しやすい環境の整備を図っている。

平成19年10月、警察庁では、少年や保護者に対する相談活動を強化するため、少年補導職員などを対象に全国少年相談フォーラムを開催した。

平成20年4月1日現在、全国193か所に少年サポートセンターが設置されており、そのうち67か所は、少年や保護者などが気軽に立ち寄ることができるよう、警察施設以外の施設に設置されている。


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