(14) 矯正施設職員及び更生保護官署職員に対する研修等の充実
法務省において、矯正施設については、犯罪被害者等の置かれている現状や心情などの理解を深めるため、新規採用職員や初級幹部要員に対する研修の中に、科目として「犯罪被害者の視点」を設けるとともに、上級幹部要員を対象とする研修において、犯罪被害者団体などの関係者を講師として招へいし、講義を行うなど、研修の充実を図っている。
更生保護官署については、新任の保護観察官を対象とした中等科研修や、指導的立場にある保護観察官を対象とした高等科研修において、本省職員による被害者支援施策の講義や、犯罪被害者遺族の講話、東京都精神医学総合研究所研究員による被害者心理の講義を実施しているほか、それぞれの保護観察所などにおいても研修を実施している。