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民間団体への援助に関する検討会(第10回) 議事要旨

(開催要領)  
日時: 平成19年4月18日(水)15時00分~16時30分
場所: 中央合同庁舎第4号館共用第4特別会議室
出席者:  
座長冨田 信穂常磐大学大学院被害者学研究科教授
中島 聡美国立精神・神経センター精神保健研究所 成人精神保健部犯罪被害者等支援研究室長
林 良平全国犯罪被害者の会幹事
番 敦子弁護士
荒木 二郎内閣府犯罪被害者等施策推進室長
小田部 耕治警察庁給与厚生課犯罪被害者対策室長
生嶋 文昭総務省自治行政局自治政策課長
辻 裕教法務省刑事局参事官
代理出席大西 友弘厚生労働省社会保障担当参事官室長補佐

(議事次第)

  1. 開会
  2. 中間取りまとめに向けた検討について
  3. その他
  4. 閉会

(配布資料)

資料1 中間取りまとめたたき台資料(PDF形式:235KB)別ウインドウで開きます
資料2 中間取りまとめたたき台に関する各構成員からの意見(PDF形式:110KB)別ウインドウで開きます
資料3 林構成員提出資料(PDF形式:95KB)別ウインドウで開きます
資料4 (社)被害者支援都民センター自助グループメンバー提出資料(PDF形式:370KB)別ウインドウで開きます



(議事内容)

○国による民間団体への援助の在り方について検討
 概略以下のとおり。

(事務局)本日は、構成員が私案として作成した中間取りまとめのたたき台をもとに、民間団体への援助のあるべき姿について、中間取りまとめを行うための検討を順次行っていきたい。
(構成員)民間団体への援助のあるべき姿について、検討を進めていく。何点か資料があるので、事務局から説明を願いたい。
(事務局) 資料1は、これまでの議論等を踏まえ、構成員が私案として作成した中間取りまとめのたたき台である。これをもとにして議論を願いたい。
 資料2は、資料1に対して、構成員から提出された意見である。
 資料3は、構成員から提出された民間支援団体の経理状況について分析した資料である。
 資料4は、被害者支援都民センターの自助グループメンバーから提出があった資料である。民間支援団体の重要性について大変よくわかる、身につまされる資料であると思うので、参考にしていただきたい。
(構成員) それでは、資料3について、構成員から補足説明いただきたい。
(構成員) 前回はなかなか時間がなくてできなかったが、参考になればと思ってつくってみたものである。早期団体と言われる9団体と、早期団体を目指す団体の中で、殺人事件の多い地域3つと、一番少ない方から3つと、中間あたりの団体をまとめてみた。
 基本的に、警察庁がいう扶助、補助の問題にそって活動をやっておられるのだが、被害者への直接支援がなかなか行えていない、被害者にとってどういう支援が大事とか、まだなかなかわかっていないのではないかと、これをつくりながら思った。
 それともう一つ、自分は、基本法、基本計画ができる以前と以後とでは、支援の在り方が違うということを何回も言ってきたが、まだ早期団体になっていないところは、研修費とか広報啓発費とか、そういうところにかなり費用を使っている。しかし、状況は変わってきたので、自分の希望からすれば、もう少し被害者への直接支援へということで、早期団体にならなくてもお金の使い方を変える仕組みを警察庁の方からされてもいいのではないかと思う。自助グループの支援の問題とか、早期団体でなくてもやれるのだというような意識をもっと持てば、民間団体ももっと発展していき、被害者も喜ぶというか、たとえ一人でもそれで救われる人がいればいいのではないかという気持ちを持った。
 自分もここでいろいろな発言をしているが、基本的に、民間団体の補助というか、援助を手厚くするというのは、それは被害者の人たちが国民として幸せな生活を営めるためにやるものであると思うので、民間団体はこれからもう一つ工夫が要るのではないかと、資料を作成しながら思った次第である。
(構成員) 民間団体の果たすべき役割についての考えを発言いただいた。それはまた後で、「役割」のところで議論が出てくるが、そのときに発言を願いたいということと、また、そういう立場に立って具体的に民間団体の援助のあり方に関係する部分があったら、そのときに発言を願いたい。
 本検討会における検討事項については、前回まで一通り検討を終えたので、自分の方で、これまでの議論の流れを踏まえ、検討会としての中間取りまとめに向けた議論のたたき台とするために、一構成員の立場でたたき台の私案を作成した。このたたき台は、あくまでも検討会としての中間取りまとめに向けて議論を詰めるためのものであり、言うまでもないが、最終案ではない。
 したがって、構成員の方々には、このたたき台をもとに引き続き活発な議論をいただきたい。
 とはいっても、中間取りまとめの文言を取りまとめる段階でもあるので、発言については、なるべく具体的な修正案という形で意見をいただければありがたい。
 それでは、まず、たたき台のIの「はじめに」から議論に入りたい。ここでは、本検討会が設置された背景や経緯、これまでの検討状況について述べているが、この部分について意見がある方は発言いただきたい。
(構成員) 「はじめに」の部分はよろしいのではないか。
(構成員) この部分については、経緯等についてたんたんと書いてある部分であり、特に議論はないかと思う。
 それでは、基本的には、この「はじめに」については、了解いただいたこととする。
 次のIIの「提言(案)」についてであるが、「提言(案)」の構成については、これまでの議論の流れを踏まえ、第1として「民間団体による活動の意義、民間団体への援助における国・地方公共団体・民間の役割」、第2として3ページの「国による民間団体への財政的援助の在り方」の部分である。第3であるが、「援助拡充に向けた検討の方向性」という3つの柱に分けて記述している。
 第1の1であるが、「民間団体による活動の意義」の検討に入りたい。ここでは、民間団体による支援活動の意義、メリット、そういうことについて述べているが、この部分について意見があれば発言いただきたい。
(構成員) この部分について、内容に特に異議があるわけではないが、1か所、一般の方々が見たときにわかりにくいであろうと思うところがあり、作成された構成員に、どういう意図でこの部分を書いたかということを伺いたい。「第1」と書いてあるところの真ん中ぐらいだが、「また、民間団体による支援活動の利点として、公的機関と接触できない犯罪被害者への支援を行える」とある。この「公的機関と接触できない犯罪被害者」が、一般の方が読んだときに少しわかりにくいのではないか。
(構成員) この趣旨は、前に自分のペーパーの中で説明したように、必ずしもすべての被害者の方が被害の通報をするとは限らないこともあって、そういう場合には、警察等による支援を受けることができないこととなるが、民間であれば、可能であるという趣旨である。そういうことを念頭に置いてこういう記述をしたが、よい記述の仕方があれば、教えていただけるとありがたい。
(構成員) そういう趣旨だろうと思ったが、読んだときにちょっとわからないので、場合によっては、括弧書き等で、例示という形で追加いただいた方がわかるのではないか。
(構成員) その部分については、事務局とも相談しながら、もう少しわかりやすいような形にできるか検討したい。
(構成員) 同じようなことだが、「公的機関による支援が終了した後」ということだが、この「公的機関」はどこを差すのか。
(構成員) 自分の頭にあるのは、公的機関というのは主として刑事司法機関である。ただ、刑事司法機関という言葉も、学問的には、警察から矯正・保護の機関までになるが、必ずしも警察は刑事司法機関と言えるかどうかとかいう議論があるので、「公的機関」というような一般的な書き方にした方がいいと思った次第である。
(構成員) 要は、法務省の方で、検察庁なり、地方裁判所なりで、OBの方々が説明しているとか、そういうことも含めた意味での広い範囲で考えればよいわけか。
(構成員) そのとおりである。あとは、公的機関といっても、地方公共団体等も含めてかなり広く捉えている。ほかにいかがか。
(構成員) 民間団体の支援の必要性、重要性について、多方面からまとめていただいたと思うので、この第1の1については、先ほど構成員が指摘の部分を括弧書きで入れる等すれば、よろしいかと思う。
(構成員) 関連もしますので、2の「民間団体への援助における国・地方公共団体・民間の役割」の検討に入りたい。
 ここでは、国・地方公共団体・民間それぞれが、民間団体の活動を支える必要のあることや、地方公共団体・民間の取組みに対し、国においてどのような援助を行うことが適当かについて述べている。この部分についての意見を発言いただきたい。
(構成員) 言葉の定義で、上から7行目に「地方公共団体」が2つありますが、これを警察のことで考えるのか、知事部局で考えるのかと、といろいろ考えなければいけないが、「地方公共団体」として、どこを、どういう範囲で指しているのか。
(構成員) ここでもかなり幅広く捉えている。
(構成員) 未来を考えて「地方公共団体」と書いていただいたと理解すればよろしいのか。現実はまだ警察の方だけがよくわかっているだけで、一般の知事部局の人たちは被害者のことがほとんどまだわかっていないと思うので、ちょっとこだわってみたのだが、広い範囲ということで理解すればよいのか。
(構成員) そのとおりである。
 先に進むようだが、使い分けが必要なときには、「警察とそれ以外の部局も含めた地方公共団体全体」とか、そういう表現を使っている部分もあるので、ただ「地方公共団体」という文言であれば、それは広く捉えているということである。
(構成員) 了解した。
(構成員) 2の部分に、地方公共団体に対する財政措置である地方財政措置の記述があるので、前にもこうしたことで発言したが、所管であるので一言述べる。
 当方では、この中間取りまとめで構成員が作成して示している私案については、基本的に修文等の異論はない。これはまさに方向性を提示しているものである。この地方財政措置については、実をいうとこういう財政措置というのは、予算措置などと同様に手順を踏まないといけない面がある。この民間団体を援助する場合の地方公共団体に対する地方財政措置が行われることになるためには、まず、国と地方の役割分担のきちんとした議論、整理し、地方公共団体が担うべき具体的な施策が明らかになった上で、その地方財政措置のあり方について、個別の施策ごとに実際に検討されていくことになる。
しかし、今回の私案については、方向性を示したものであり、修文等の意見ではないが、以上1点だけ述べる。
(構成員) 基本的には、この案について理解いただいたと思う。
 事務局の方はどうか。
(事務局) 特にない。
(構成員) それでは、この第1の2の部分はお認めいただいたと思うので、次に進みたい。
 第2の「国による民間団体への財政的援助の在り方」の1「国による財政的援助の在り方を検討する際の基本的な考え方」について検討を行いたい。
 ここでは、国による財政的援助のあり方を検討する際の基本的な考え方として幾つかのものを示しているが、事業費を中心に検討するということ、それから、公的な財政的援助の前提として、民間団体においても一定の体制がとられている必要があるということを中心に述べている。
 この部分について意見がある方は発言いただきたい。
(構成員) 第2の1の第2段落、「一方、民間団体は」の段落が、恐らく非常に反発を生む。前のときに構成員私案を持ち帰って検討したのだが。
 まず、一番反発をすると思われるのが、「可能な限り自助努力により必要な経費を確保することが望まれ」という部分である。意味合いとしてはわかるが、「自助努力により」というのが、まるで努力していないみたいだと。目いっぱいの自助努力をしながらも、なおかつ大変な状況が多くの団体である。それをまだ自分たちの努力が足りないと言わんばかりの感じだと受け取られるわけである。
 よって、この段落全体が、例えば、「運営費等の必要経費の不足、あるいは、助成の必要性を求める声は高いものの」みたいな、まず現実があって、「けれども、独立した団体であり、今の行政改革の流れの中で」ということで書いてもらいたい、この「自助努力により」は、例えば修文としては「鑑みると、各団体において、」をやめ、「可能な限り各団体において必要な経費を確保することが望まれる」と。「自助努力により」は消してもらえた方がよいと考えている。
 それから、運営費を出さないというのは、これを見ると、最初に独立存在だからそれは自分たちでというが、本当にそういうような積極的意味合いというよりは、逆に言うと、行政改革という問題が一番大きいのではないかと思う。先ほど言ったような書きぶりを含めるとかということをしないと、現実の必要性とか民間支援団体が現実に訴えていることと乖離してしまうではないかと思うが、いかがか。
(構成員) 最初に指摘のあった構成員の趣旨はよくわかる。特に前半に指摘のあったことはわかる。それから、あと、こういう提案をするという前提となる状況というか、背景というものをもう少し踏み込んで書いておいた方がいいということだと思うが、具体的にどんな文章になるのか。最初に指摘のあったことはわかるが、2つ目の財政改革云々の部分あるが。
(構成員) 「必要は高いと認められる。」の後にすぐ、必要経費は自分で確保せよと言っているわけである。その前段階で、必要経費について民間支援団体が経済的に困窮しており、運営費等の必要経費の助成を求めているという状況があるということは、やはり書いた方がよいのではないか。
 だから、その下のつなぎ方がちょっと変わってくると思うが。「一方」でよいのか。「あるものの」としたら、一文が長くなってしまうだろうかと思うが。
 そうでないと、こうやって書いてしまうと、何か突き放されているような感じになるのだと思う。日々、寄付を募っていたり、会員を増やそうと細々と懸命にやっている地方の支援団体の方々にとっては。
(構成員) この点について、ほかの構成員の方々はいかがか。
(構成員) 今の話はわかった。自分は、ちょっと違った視点であるが、自分たちは、民間被害者支援団体が経済的に困難を抱えていることを周知しているが、これを読まれる方、特にパブリックに出たときに、そのことをあまりよくわかっていない可能性があると思う。それで、前段のところで、「民間団体による支援活動の意義は大きく」ということは、今までのことを読むとよく理解できるのだが、なぜ財政援助が必要なのかといったときに、きっと、経済的に非常に困難なのだという文章がここに入っていると、その後のこともとてもよく理解できるのではないかと思う。
(構成員) 自分としては、先ほど了解いただいた「はじめに」のところの4行目に、「ほとんどが財政面の脆弱さや」というところで、そういうことを指摘しているので、記載の必要はないのではないかとも考えたのだが、もう少し強調した方がよいという意見である。この点について、事務局の方はいかがか。
(事務局) やはりこの文脈から言っても、支援活動の意義が大きいということと、これも前述のとおりになるかもしれないが、経済的に大変困窮しているということを加えて、そのために財政援助の充実の必要性は高いと。それから、先ほど、構成員からあったように、あまり自助努力と言うのも、可能な限り‥‥。2つあると思う。行革ももちろんあるのだが、もともと民間団体であるので、どうしても自主的に活動するのが本来の姿だということがあるので、そういう意味で2つ書いてある。それを踏まえて、やはり可能な限り必要な経費をそれぞれに確保することが望まれるという形で、「可能な限り自助努力」という言葉は、取っても特に問題はないと思う。
(構成員) 字面だけを考えれば、「自助努力」は入れておいても、「寄付勧誘活動」という個別の具体的なことを抜いてしまって、「各団体において自助努力により」というぐらいに流れていてもよいのではないかと思う。
(構成員) 「自助努力」がだめである。すごく反応してしまうため。
(構成員) しかし、やはり、あるようにしておいた方がよいような気がするのだが。
(構成員) 自分は、個人的には、自助努力という言葉は好きな方というか、入れた方がよいとは思うが、ただ、今言った、なかなか具体的には困難であるという趣旨のことを、この1段落目と2段落目の間に入れるような、その辺がもう少しわかるような形で修正というか、案を、事務局とも相談しながら考えたい。そういうことでよろしいか。それでは、そのようにしたい。
 ほかにいかがか。
 それでは、次に進みたい。
 2の「被援助団体の範囲」である。(1)「罪被害者等早期援助団体」及び(2)「早期援助団体の指定を目指す団体」についての検討を行いたい。ここでは、早期援助団体及びその指定を目指す団体の活動や運営状況、そしてまた、援助の現状、これらの団体に対する財政的援助のあり方について述べている。この部分について意見がある方は発言いただきたい。
(構成員) 自分は、特に、この点について異論はない。
(構成員) 異論がないとのことだが、ほかの構成員の方、いかがか。
 よろしいか。
 では、(1)と(2)の部分については了解いただいたということで、次に(3)の「いわゆる全国的な傘団体」についての検討を行いたい。この部分について、意見がある方は発言いただきたい。
(構成員) これは「傘団体」という言い方をしているのだが、団体数や何か全国被害者支援ネットワーク加盟団体ということで、その前のところも特定されているので、具体的に出していくということはお考えにないか。「傘団体」という言い方でいいということか。
(構成員)この案には「全国被害者支援ネットワーク」という言葉は実際に使われていないが、必ずしも全国被害者支援ネットワークだけではなくて、可能性としては複数あり得るわけあるので、日本語としてあまり座りはよくないですが、いわゆるアンブレラ・オーガナイゼーションの訳として「傘団体」という言葉をそのまま使った。もし、実際に既に国費による財政援助がネットワークになされているので、そういうことを明らかにした方がよいということであれば、ここは「全国被害者支援ネットワーク」と入れてもよいかと思うが。
(構成員) 特に入れなければならないとか、そういうふうには思っていないが、もちろん、傘団体というのはほかにも広がりを持たせる意味であれば全然構わないと思うが、ほかの早期援助団体を目指す団体などが特定されているのに「全国被害者支援ネットワーク」と一度も出てこないのが、何となく、どうしてかと思った。広げていくという意味合いであれば、それは別に載せなくてもよいかと思う。
(構成員) 両方の考え方があると思うが、これは自分も今は決めかねているため、今の段階では、事務局とも相談しながら、もう一度考え直したいと思っている。
 この部分については、いかがか。
(構成員) この「傘団体」のところは定義の難しいところではないかと思った。この書き方の中では、早期援助団体のことが最初に出ていることから、傘団体として想定されているものが全国被害者支援ネットワークのような、この早期支援団体との関係であるような団体に比較的内容が限定されてしまうのではないかと思う。それならそれで全然構わないと思うが、全国的な「傘団体」の定義からすると、ここには出ていないが、DVであるとか、児童虐待については、やはりそういう傘団体がある。だけど、この内容にはここには合致してこない。ちょっとそのあたりがわかりにくく、将来的に傘団体ができたときにここに該当するとしたら、現在はこういう団体ということと、将来的にはこういうものも入った場合にはここに加えられるというような、現状で考える傘団体と、将来的に、もしここに入るような、例えば犯罪被害者全体の支援を考える団体とか、何かそのあたりは分かれていた方がいいのではないかと思った次第である。
(構成員) その部分については、早期援助団体と早期援助団体の指定を目指す団体と続いてきて、ここの部分で傘団体ということが出ているので、そうなると、全国被害者支援ネットワークは、早期援助団体及びその指定を目指す団体の集まりですので、それがイメージされるような現実的な書き方になっている。だから、もし、ほかのものも含めるような傘団体もあわせて考えるのであれば、場所も、(4)にある「上記以外の民間支援団体」とか(5)の「自助グループ」の後に傘団体を持っていくという手もあるかもしれない。ただ、とりあえず、今は、早期援助団体と早期援助団体を目指す団体の傘団体ということを言っておけばいいというのであれば、名前をある程度明らかにした上で、この位置においておくことが現実的かもしれないなどと考えているが、いかがか。
(構成員) 私は、今までも何回も言っているように、警察だけではなくて、中立とかいろいろありますけれども、多種多様にある方がいいと思っているので、後ろの方に入れて、ネットワークに限定しないで、将来の広がりを含めた書き方にしてもらえたらありがたいと思う。被害者は一つだけでは援助していけない人の方が多いと思うので、多様なものがこれから生まれてくることを想定してもらった方がありがたいと思う。
(構成員) この点について、ほかにいかがか。
(構成員) 今の点だが、もし、その前段とのつながりで、実際には全国被害者支援ネットワークということであるが、そこを想定しているということであれば、ここの場合、現段階では、そういうものを想定しているという形でまとめてもらえば、読む方もわかるし、将来的にも、そういうものができた場合は当然検討していくという形でつけ加えていくことでほかのことが入ってくるのではないかと思った。私は、場所はここでもいいと思う。
(構成員) 事務局から何かあったらお願いする。
(事務局) 一応、早期援助団体、指定を目指す団体と来ているので、場所的には、現にあるこの場所の方がいいのではないかと自分は思っている。その上で、今、構成員の指摘もあったように、現在は、全国被害者支援ネットワークだけれども、将来においては、新たな団体が出てきた場合にはまた検討が必要であるみたいな、そのような言い方でよろしいか。
(構成員) そこが担保されていればありがたい。
(事務局) そういうことで修文を考えていきたい。
(構成員) 自分も、今、事務局がまとめてくれたような形で、ここに置いて、全国被害者支援ネットワークを目にすると同時に、ほかの傘団体の可能性についても触れるというような形で案文を考えたい。
 次に、(4)「上記以外の民間支援団体」に入る。ここでは、今まで議論してきた団体以外の団体の現状や援助の状況、財政的援助のあり方について述べている。この部分について意見がある方は発言いただきたい。
(構成員) この部分の内容については、わかりやすくて、結構と思う。
 ただ、1点、追加事項として入れておいていただいた方がよいのではないかと思うのが、6ページの上から4行目に、「早期援助団体及びその指定を目指す団体以外の団体について」と書いてあるのだが、早期援助団体を目指さない犯罪被害者の総合的な支援を行っている団体も現在はあると思うし、そのような方向性のところもあるので、「特定の被害類型を対象に支援活動を行っている団体もある。」と終わっているが、そこに、「早期支援団体を目指してはいないけれども、総合的な支援を行っている団体も」という意味のことを入れていただくと、そうした団体の方が、私たちはどこに入るのだろうと悩まなくて済むのではないかと思う。
(構成員) 今の意見は、早期援助団体ではなく、またその指定を目指してもいないけれども、総合的な被害者支援を行っている団体があるので、そのことも触れておいた方がいいということである、例示として入れるとすれば「現在」の後であろうか。
(構成員) そのとおりである。
(構成員) 趣旨は了解した。
 ほかにいかがか。
(構成員) 私も非常によいと思っており、気をつかっていただいてありがたい。
(構成員) その他いろいろな団体の、ある程度の具体的なイメージが浮かぶような形で例示する方がいいと一般的に言えるかと思うので、その方向で考えたいと思うが、事務局から何かあるか。
(構成員) 構成員の意見は、「現在、我が国には、早期支援は目指さないけれども、総合的な被害者に対する支援活動を行っている団体」もあると。あと、特別の事項について支援を行っている団体もあると。このようなことでよろしいか。
(構成員) 結構である。
(事務局) それでは、そのような感じで修正をする。
(構成員) この部分は、今意見のあった団体を含めた形で修正したい。
 ほかにいかがか。よろしいか。
 次に進みたい。
 (5)「自助グループ」の検討である。ここでは、自助グループの現状や援助のあり方について述べている。この部分について意見がある方は発言いただきたい。
(構成員) 下から3行目、「民間支援団体を通じた援助が中心となっている。」とあるが、自分の少ない知見では、自助グループがあるところにネットワークの方がやっているというのは、本当にそれが援助なのかというか。というのは、この支出の部分でもなかなかないようなので、ここの部分は削った方がいいのではないかと思ったりもしているが、いかがか。
(構成員) この部分は、自助グループに対する国・地方公共団体の財政的援助が直接自助グループに対して行われていないということだけの指摘である。したがって、民間援助団体を通じては援助されている。
(構成員) しかし、それもあまりないのではないかと。自助グループをそのままただ単純に、年に2回の研修会に呼んでいるとかそれくらいの話で、実際の自助グループの活動はそこの人たちがやっている部分が多いのではないかと自分は思っていた。
(構成員) その点について、前回、構成員からも紹介があったが、内閣府の交通事故被害者支援事業の方では、その大きな柱の一つとして、自助グループの立ち上げ、運営ということで、これはもう継続してやっており、実際、それは各地方の民間団体を通じて自助グループに対して援助がなされているので、それが中心になっていると言っても間違いではないと思う。
(構成員) 自分も知識が少ないもので、こっち側の知っている片方だけで言うと、これはおかしいのではないかと思うが、全体としてそういう事実があれば、了解した。
(構成員) ほかにいかがか。
(構成員) 次のページに行くが、民間団体を通じたものだけではなくて、基本的には地方自治体を通じたものもあるとか、ここもまだ多様性があるようにということは難しいものであろうか。絶対に民間団体を通じないと自助グループにというのはだめであろうか。もう自分の懐でやるしかないのか。
(構成員) ここは、自助グループについては、その前、6ページの一番下のところですが、前の一定の体制がとられていることが前提となるからということなので、そういう一定の体制がとられれば、直接、公共団体から自助グループに対する支援も当然考えられるが、現実的には、それはなかなか今の段階では難しいため、既に体制が整っている民間団体を通じて、その自助グループに財政的な援助がなされるというのが現実的であろうと。だから、そこの部分は厚くすることが望まれると。このような考えである。
(構成員) どうしてもネットワークが頭にあるものだから、民間支援団体はネットワーク以外のこっちもあったり、いろいろ多様性があるということで考えればよいということか。
(構成員) はい。
 自助グループについてはよろしいか。
 それでは、進めていきたい。7ページの3だが、「援助の対象となる事務の範囲」の検討に入りたい。ここでは、援助の対象となる事務の範囲として、犯罪被害者等に直接支援サービスを提供する活動を中心に行うということ、とりわけ被害直後からの付添い、家事支援等のアウトリーチ活動と呼ばれている活動を重点的に援助することが適当であると述べている。この部分について意見がある方は発言いただきたい。
(構成員) これは質問だが、3の「援助の対象となる事務の範囲」の3行目のところで、「会員同士の交流(定例会の開催等)」とあるが、この場合の「会員」は、この前の「自助グループ」にかかっている会員なのか。それとも、団体の会員か、どちらか。
(構成員) 民間団体に所属する会員の交流も入っている。だから、「会員」という表現が適当であるかどうか。文章がよくないと思うが、いろいろと前後の関係で、自助グループの会員もあり、民間援助団体に所属している者もあり、自助グループ以外の、例えばアドボカシーを中心としている団体の会員同士の集まりもある。そういう多様なものをイメージしていたので、もう少しわかるようにしたい。
 何か意見はあればいただきたい。
(構成員) 自分がここをよくつかめなかったので、そのような趣旨であれば、そのようにしていただけたらよいと思う。
 もし、そのような御趣旨ならば、これは実際にここに入れるのかどうかということの検討にもなると思うのだが、傘団体の方に「研修」ということが入っているのだが、それとは別に、サービスをするために民間団体の人が研修、研鑽を積む費用はこちら側に含めるとした方がよいのであろうか。その分をこの具体的なサービス内容の中に入れるかどうかということであるが。
(構成員) その点についてはいかがか。つまり、ここでは、主として、いわゆる直接的、実務的支援、ニーズ調査などから、直接的実務支援であるとか、とりわけその中でのアウトリーチ的なものを重点的にということでこういう書きぶりであるが、それを的確に行うためには、そのための研修も十分に必要になってくるので、これと並べて、この援助の対象となる事務の範囲として、それらを行うための研修を組み込むことは大事なことでもあるし、ここで理解いただければ、そのような修正も考えたいが。
(構成員) 自分も構成員の御意見に賛成です。
(構成員) 事務局の方、いかがか。
(事務局) ちょっと前に戻るが、「会員同士の交流」は誤解を招くので、「民間団体同士の交流」という感じになるのであろうか。
(構成員)いかがか。そういう趣旨であるが。要するに、自助グループに限らず、民間団体同士で何か一緒に定例会を催したりということであるが。
(構成員) 了解した。それでよろしいと思う。
(事務局) では、そのような意味合いで修正する。
 それから、確かに、民間団体の活動として、そのような研修もやっているので、「等」で引っくくるのも変な話であるため、どこかに「研修」ということを入れたい。
(構成員) 自分も、「したがって、」のあたりか、「援助の対象となる事務の範囲については、犯罪被害者等に‥‥中心に援助を行う」ということで、「中心」はいいと思うが、どのあたりに研修についていれるか。最初のところに、「サービスを行うための研修」ということを入れたいが。
 ほかにいかがか。
(構成員) これは自分の読みすぎかと思うが、第2段落の3行目、「財政上の制約がある中で」という文のところ、「総花式な援助ではなく」とあるが、この「総花的な援助ではなく」は削ってもよいのではないか。述べている意味はわかっており、つまり、いろいろなところにちまちまやるのではなくということであろうが、いろいろなことができる団体がまだそんなにない中で、また、お金の制約がある中で、わざわざ「総花的な援助ではなく」と書くと、何を言っているのかと、また反発を招くような予感がする。ここは何か引っかかる。したがって、「ためには、個々の犯罪被害者等が」とつなげていけばよいのではないか。あえてここに目を向けさせるような記述はやめてもよいのではないか。
(構成員) かえって刺激することになると。それでは、その指摘も踏まえてもう一度検討したい。
 ほかにいかがか。
 それでは、先ほど指摘があった2点を中心に修正したい。
 次に、第3である。「援助拡充に向けた検討の方向性」に入る。まず、その1であるが、「早期援助団体及びその指定を目指す団体への援助の拡充」について検討を行う。
 この点につきましては事前に意見が出ている。当該構成員から発言いただきたい。
(構成員) この点については、我々が意見を出させてもらっているとおりだが、早期援助団体と指定を目指す団体については、構成員から示されているたたき台の中の4ページに、2の(1)のくだりのあたりとか、次の5ページの(2)のところでもそうであるが、都道府県警察に対する補助金を活用した予算措置のほかに、地方公共団体が独自にいろいろな財政援助をしているところもある。
 そういうことを踏まえて、さらに財政的援助をやっていく必要があるのではないかというのが、この4ページ、5ページの記述だと思うが、8ページのまとめのところになってくると、都道府県警察費補助金の活用だけを図るという形に取りまとまっている。したがって、ここについては、単に補助金の活用だけとなると、今の地方公共団体が独自にやっている財政的援助はやらなくていいのかというメッセージを送ることになってしまうのではないか。それよりは、例示としていただくのはやぶさかではないが、補助金の活用をはじめとして地方公共団体における財政的援助の充実が図られることが望ましいとするのがよいのではないか。
 この「望まれる」という表現については、構成員のたたき台の中で、9ページ以降で、ほかの取組み、例えば3の第3パラグラフ、第4パラグラフで、企画公募型を実施していろいろな取組みが望まれるとか、「また、地方公共団体の中には、」以下で、「これらの団体に対する財政的援助の充実が図られることが望まれる。」とか、ほかのところで「望まれる」となっている。この1のところと、次の2もそうであるが、「図るべきである」みたいな表現で平仄が合っていないのではないかということから、ここは「望まれる」とされるべきではないかということである。
 目指す団体についても、これも都道府県警察費補助金の拡充を図るべきであるということだけではなくて、さっきも述べたが、地方公共団体が独自にされている取組みもあるわけであり、その取組みはしなくていいというメッセージを送ることにならないように、そういうものもはじめとして「財政的援助の充実が図られることが望ましい。」とされるべきではないか。
(構成員) 今の御意見について、ほかの構成員の方から意見をいただけるか。
(構成員) ただ現状の制度の拡充を言うことではあまり意味がないので、今、構成員から意見があったとおりの方向で直す方がよろしいのではないか。
 文章的には、「望まれる」ということが何回も出てきているという意味であれば、「望まれる」という形で構わない。
(構成員) この点について、ほかにいかがか。
(構成員) 今、構成員から意見があったように、できるだけ限定しないで余地がある方がいいので、構成員から修文があったような形でよい。
(構成員) 「はじめとした」を入れるかどうかという部分と、「べきである」と「望まれる」という表現の仕方の2つの内容の論点があると思う。後者の、「望まれる」と「べき」というのは、これをつくるときに、国が何らかの財政的援助を行う、それを拡充することについては、基本的には「べきである」という書き方をしており、一方、地方公共団体等は必ずしも国としてそういうことをしなさいとするわけにはいかないので「望まれる」と、全体的には統一している。よって、ここは、国が行う都道府県の警察費補助金の話なので、この部分について「べき」でいいのではないかという趣旨である。
 もう一つの論点である「はじめとして」は、そのほかのものを広く含めるので、それは指摘のとおりであろう。
(構成員) そのような使い分けがあるということだが、結局、補助金を活用した財政的援助の充実となると、地方公共団体でその補助金に見合った予算措置をするかどうかという地方公共団体の判断の話となるので、結局「望まれる」に落ち着いていくのではないか。
 それから、もう一つの目指す団体の方については、国として補助金の拡充を図るべきであるということだが、繰り返しになるが、今でも地方公共団体が独自にやっている財政的な援助があるわけで、そのようなものも含めての表現という形にしていくということであれば、「望まれる」という形になるのではないか。
(構成員) この点についてはどうか。
(構成員) 文章の名あて人が国だということで、国か地方公共団体で分けているということであれば、自分自身は、「望まれる」というのは弱いというか、はっきりしない言い方だと思うので、国が地方公共団体の補助金の活用等の取組みをしろというようなことを図るように何とかしなさいということであれば、国に対して言うことであれば、やはりもう少し強くていいのではないかと思う。例えば、構成員の修文の後で、「財政的援助が充実するよう努めるべきである」というような形で、もとのように「努めるべきである」を復活させてもいいのではないか。
(構成員) そういう形で書き分けるということならば、補助金の活用に限らず、広く、「地方公共団体の財政的な援助の充実が望まれる」というくだりがどこで入ってくる必要があるのではないか。
(構成員) 今、構成員からもあったように、地方公共団体の期待、「望まれる」を入れた上で、都道府県警察費補助金の拡充については、「べき」という表現のとおりでいかがかが。
(構成員) いろいろな論点があるので、一度修文案を示され、また検討すればよいのではないか。
(構成員) 了解した。事務局の方はいかがか。
(事務局) 今、議論で大事なところが出た。構成員の最初の、「活用をはじめとした」というのは地方公共団体がやる話なので、ここはこういう形で「望まれる」でもいいであろうと思われるが、2番目のところの、「都道府県警察費補助金の拡充をはじめ財政的援助の拡充が図られることが望まれる」というのは、構成員がいうように、これは「望まれる」ではなくて、「警察費補助金の拡充を図るなど」とか、そういう形で、「財政的援助の充実が必要である」とか、そのような感じで、修文案をまた具体的に検討いただきたい。
 もう一つの傘団体の方も、構成員の案だと、「傘団体には国による財政的援助が既に行われており、傘団体が行う事業の重要性に鑑み、財政的援助の充実図られることが望まれる」となると、深読みかもしれないが、国による財政的援助はもうこれでよいかのようにも読めなくもないので、そうではなく、先ほど述べたように、国による財政的援助の充実、それに限らないで、そのほかの援助も行うことが望ましいというような、努めるべきであるとか、そのような修文で、また事務的に協議したい。
(構成員) いろいろ意見、議論をいただきましたが、今、事務局から提案があったような形で修文を考え、また構成員に提示したい。
 それでは、この部分についてほかにいかがか。
 よろしいか。
 それでは、その中の2の「全国的な傘団体の援助」のところも検討し終えたので次に進みたい。
 3の「その他の援助の経路の可能性・方策」について検討を行いたい。ここでは、警察以外の部局も含めた地方公共団体全体の取組みが重要であること、国においても、地方の取組みを促進するための支援を行うことについて述べている。この部分について意見がある方は発言いただきたい。
 この部分については構成員にもかかわることですので、何かあったら願いたい。
(構成員) 繰り返しになるが、これはまさに地方財政措置等を検討すべきであるとなっているが、先ほど述べたことと同じで、地方財政措置は、国と地方の役割分担の整理の上で、地方公共団体が担うべき具体的な施策が明らかになった上で、そのあり方について個別の施策ごとに検討していくことになる。そのことを述べるだけで、特段修文等の意見はない。
(構成員) この部分について、ほかにいかがか。
(構成員) 各地でいろいろ取組が検討され始めまして、東京などでも、自分もヒアリングを受けるというか、打ち合わせをし始めている。
 これは、この内容でよろしいのではないか。
(構成員) 賛成という趣旨の発言をいただいたが、ほかによろしいか。
 では、3の「その他の援助の経路の可能性・方策」につきましては、了解をいただいた。
 4の「民間資金の活用」であるが、ここでは、民間資金の活用を促進するためには、国民全般に対して理解と協力を求める必要があるということ、それから、国・地方公共団体の取組みのあり方について述べている。この部分について意見がある方は発言いただきたい。
○ 番構成員 これは民間団体を特に限定していないのであれば、4行目、「日本財団を始め各種助成団体から助成を受けている」と断定することはいかがなものであろうか。ネットワーク加盟の団体は、ほぼ全部助成を受けているのかもしれないが、それ以外の団体まで含めた記述であれば、必ずしも助成は受けていないという団体があると思う。したがって、そこは、「多くの民間団体は」と入れるとか、主語もまた別に持ってくるとかしないと、断定するのはいかがなものであろうか。
(構成員) ここは主語が、「既に各民間団体は」となっていてかなり広くなっているので、ここはそれを受けていることになりますので、今指摘があったように、ネットワーク加盟の早期援助団体あるいは早期援助団体を目指す団体についてはこういうものもあるが、それ以外の団体についてはそうでないこともあることから、この辺はちょっと検討したい。
 ほかにいかがか。
(構成員) ここは、民間資金を活用するというところで、まだ基金について決まっていないので、その部分について触れることはできないということでよろしいか。
(構成員) 基本的には、これでよろしいということか。
(構成員) 結構である。
(構成員) ほかにいかがか。
 この部分について、事務局から何かあるか。
(構成員) 先ほど構成員が述べたように、「多くの民間団体が」という意味で修正したいと考えている。
(構成員) それでは、この部分も、今の部分を除いて了解いただいたと思うので、先に進みたい。
 5の「財政的援助以外の援助」についての検討である。ここでは、警察以外の部局も含めた地方公共団体の取組みが進められるのが望ましいということ、それから、国においても、地方の取組みを支援するとともに、基本計画に盛り込まれた施策を引き続き着実に実施していくべきと述べている。この部分について、意見がある方は発言をいただきたい。
(構成員) これでいいと思う。
(構成員) この部分は、財政的援助以外の援助については特に意見がないので、基本的にはこのままにしたい。
 それでは、中間取りまとめのたたき台につきまして一通り議論いただいたが、全体を通じてさらに意見があれば発言を願いたい。
 それでは、今日は御協力をいただきかなりまとまったので、これからの修文等については、メール等のやりとりで進めたいが、よろしいか。
(構成員)ありがたい
(構成員)この進め方でよろしいか。
 それでは、当初は18日を予定していたが、その必要はもうないと考えられるので、今述べたように、メールのやりとりで進めたいが、いかがか。
 そういう進め方でよろしいか。
 それでは、了解いただいたということで、事務局から何かあったら願いたい。
(事務局) また、いろいろ大きな問題が出てくれば別であるが、こうして集まるのは本日が最後ということで、あとはメール等でやりとりをさせていただきたい。
(構成員) 以上で、第10回の民間団体の援助に関する検討会を終了する。

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