犯罪に巻き込まれる不安は、「よくある」、「ときどきある」とする者が4割を超え、約半数を占めている。性別では、女性に多い。年齢層では、若い層ほど不安に思う者が多く、加齢とともにその傾向は弱まっている。これを国民一般の地域への関与の程度(問13)とつなぎ合わせて見ると、地域への関与度が低い者の方が比較的多く不安に思っていることがわかる。逆に言えば、ある程度意識の上で、また生活の場面で地域社会に関わりがある者は、犯罪への被害にあうことへの不安感が少ないと言える。平成18年度との比較では、全体として不安に感じる者が多くなっている。