第5回「犯罪被害者等に対する心理療法の費用の公費負担に関する検討会」
議事要旨

（開催要領）

日時：平成２４年４月１１日（水）午後１時３０分～午後４時３０分

場所：中央合同庁舎４号館２階共用第３特別会議室

出席者：	座長	小西聖子	武蔵野大学人間関係学部教授
		中島聡美	（独）国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所成人精神保健部犯罪被害者等支援研究室長
		太田達也	慶応義塾大学法学部教授
		加藤智章	北海道大学法学研究科教授
		久保潔	元読売新聞東京本社論説副委員長
		松坂英明	弁護士
		太田裕之	内閣府犯罪被害者等施策推進室長
		小谷渉	警察庁長官官房総括審議官
		柿崎伸二	法務省大臣官房参事官
		朝川知昭	厚生労働省社会保障担当参事官室企画官
		平下文康	文部科学省スポーツ青少年局学校健康教育課長

開会
心理療法（カウンセリング）の公費負担に関する各種制度等
カウンセリングを受けた犯罪被害者からのヒアリング結果について
犯罪被害者等に対する心理療法（カウンセリング）の必要性及び有効性に関連する調査結果
- 犯罪被害者等に対する心理療法の必要性に関連する調査結果
- 犯罪被害者等に対する心理療法の有効性に関連する調査結果
心理療法の定義、種類、実施者等の概念整理（共通イメージ保有のための整理）
海外調査結果について
検討課題の整理について
自由討議
閉会

資料１－１　心理療法（カウンセリング）の公費負担に関する各種制度等についての補足説明事項一覧

１－２　厚生労働省資料

１－３　警察庁資料

資料２－１　犯罪被害者等に対する心理療法の必要性に関連する調査結果

２－２　PTSD治療に関する会員アンケート調査報告

２－３　精神科医療機関における犯罪被害者の診療の実態

資料３　「犯罪被害者等に対する心理療法の有効性に関連する調査結果」について

資料４　心理療法の定義、種類、実施者等の概念整理（共通イメージ保有のための整理）（案）

補足資料

資料５　心理カウンセリングの公費負担に関連した各国でのヒアリング結果

資料６－１　犯罪被害者等に対する心理療法の費用の公費負担に関する論点（案）

６－２　犯罪被害者等に対する心理療法の公費負担に関して検討するべき論点（意見とりまとめ結果）

６－３　犯罪被害者等に対する心理療法の費用の公費負担に関する検討会に係る論点課題に関する意見

６－４　これまでに本検討会で行ってきた犯罪被害者等に対する心理療法の費用の公費負担に関する現状把握等

６－５　心理療法（カウンセリング）の公費負担に関する各種制度の対象者、財源、自己負担額等

６－６　検討の進め方（第１回検討会における意見を踏まえての事務局案）

６－７　検討課題（案）－第２次犯罪被害者等基本計画策定時における意見等に基づく検討課題抽出

○ 心理療法（カウンセリング）の公費負担に関する各種制度等: （資料１－１、１－２、１－３）; 第４回検討会における構成員からの質問に対し、厚生労働省、警察庁から説明がなされた。

○ カウンセリングを受けた犯罪被害者からのヒアリング結果について: カウンセリングを受けた犯罪被害者からのヒアリングの結果について、小西座長　から概要の説明がなされた。

○ 犯罪被害者等に対する心理療法（カウンセリング）の必要性及び有効性に関連する調査結果: （資料２－１、２－２、２－３）; 中島構成員から、犯罪被害者等に対する心理療法の必要性に関連するこれまでの研究、治療に対する医療者のニーズに関する調査などについて説明がなされた。; （資料３）; 小西座長から、犯罪被害者等に対する心理療法の有効性に関連する調査結果として、ＰＴＳＤ患者を対象とした持続エクスポージャー療法の有効性に関する日本の研究について説明がなされた。

○ 心理療法の定義、種類、実施者等の概念整理（共通イメージ保有のための整理）: （資料４、補足資料）; 心理療法の定義、種類、実施者等の概念整理について、事務局から説明がなされた。さらに、小西座長から補足資料による補足説明がなされた。

○ 海外調査結果について: （資料５）; 事務局から、心理療法の公費負担に関する、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、韓国でのヒアリング結果について概要の説明がなされた。さらに、アメリカ及び韓国の現地調査を行った太田構成員から、ヒアリング結果について説明がなされた。

○ 検討課題の整理について: （資料６－１、６－２、６－３、６－４、６－５、６－６、６－７）; 事務局から論点整理（案）について説明がなされ、論点整理に関して意見が交わされた。意見を踏まえた訂正を含め、論点案について了承され、論点案について事務局において再度提示をすることとなった。