中央大会:主催者挨拶

内閣府特命担当大臣 中塚一宏 (犯罪被害者等施策担当)
(代読 犯罪被害者等施策推進室長 杵淵智行

犯罪被害者週間 国民のつどい 中央大会の開催に当たり、犯罪被害者等施策を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶申し上げます。

本日は、御登壇いただく学校法人同志社総長大谷實先生、また、会場に足をお運びくださった方々、お忙しい中、お集まりいただきまして、ありがとうございます。

今年は、犯罪被害者等基本法が施行されて八年目、第二次犯罪被害者等基本計画が策定されてからは二年目となります。この間、政府は犯罪被害者等施策を総合的かつ計画的に進めてきております。

しかしながら、犯罪被害に遭われた方々が、再び平穏な生活を送ることができるように途切れることのない支援を実現する上では、政府による施策の推進のみならず、民間団体、地方公共団体と連携し、地域の方々の理解と配慮、そして協力を頂くことが不可欠です。

今年の犯罪被害者週間は、「思いやる 心が支援の 第一歩」をスローガンに、様々な広報啓発活動を行っております。

なかでも、国民のつどいは、その中核的な行事として、国民が犯罪による被害について考える機会となるよう、全国五か所で開催しているものです。

本日上映する映画は、昭和五十五年の「犯罪被害者等給付金支給法」立法につながる市民運動を展開された犯罪被害者遺族の実話をモデルとしています。上映後には、そのモデルとなった方と共に活動をされた大谷先生よりお話を伺うことになっています。

会場の皆様方には、犯罪被害に遭われた方々の置かれる状況や、犯罪被害者等施策の必要性などについて、理解を深めていただければと思います。

最後になりますが、この大会が、国民の犯罪被害者等に対する一層の理解と配慮、そして協力につながっていくことを祈念するとともに、犯罪被害者等の権利・利益の保護が一層図られる社会の実現に向けて今後も取り組んでまいりますことを申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。

平成24年12月1日 内閣府特命担当大臣 中塚一宏

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