■中央大会:閉会あいさつ

内閣府犯罪被害者等施策推進室長 太田 裕之

御紹介いただきました内閣府犯罪被害者等施策推進室長の太田でございます。

本日は足元の悪い中、また、お忙しい中、国民のつどい中央大会にお集まりいただきまして誠にありがとうございました。また、御講演いただきました近藤様、そしてパネリストを務めていただきました皆様、そしてすばらしい歌を聞かせていただきました日本工学院ミュージックカレッジの皆様、本当にありがとうございました。

7年前の今日、12月1日、犯罪被害者等基本法が制定され、その後、第1次犯罪被害者等基本計画、そして現在推進中の第2次犯罪被害者等基本計画があるわけですけれども、ここまで政府の施策が進んできたのは、地方自治体の皆様等々の連携であり、そして関係者の皆様の御協力があったからであります。さらに、今日お話しいただきました武様、近藤様はじめ多くの犯罪被害者の方々が、非常に苦しい立場の中で声を上げられ、政府に、そして地域の人たちに声をかけていただいた。その御努力の結果が、今日のこの形になっているのではないかと思っています。

その意味で、私は今日、改めて責務の重さを痛感しているところであります。被害者支援は、国、そして地方自治体だけでできるものではありません。お話にあったように、地域の方一人ひとりの支援があってこそです。お若い方々も御参加いただきました。将来の日本を背負って立つ皆様方、そういう人たちも含めまして、被害者支援というものを一日考えていただき、今日お集まりの皆様にはこれを生かしていただければと思っています。

政府といたしましても、まだまだ足りない部分が多々あります。例えば、被害者の経済的支援のあり方、カウンセリングのあり方、さらには連携のあり方など、色々な御意見をいただきました。こういうことも含めまして、被害者のために途切れない支援ができることを願いまして、施策を推進させていただきたいと思っています。これからも御協力をお願いしたいと思います。本日はどうもありがとうございました。

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