第5章 公安の維持と災害対策

4 日本共産党等の動向

(1)日本共産党の動向

① 第46回衆議院議員総選挙の結果

日本共産党は、平成24年12月の第46回衆議院議員総選挙で、「650万票以上の得票、10%以上の得票率の獲得」、「現有9議席の倍増-18議席以上」の目標を掲げ、沖縄2区を除く小選挙区に299人 、比例代表に35人(小選挙区との重複12人)の公認候補者を擁立した結果、比例代表で8議席を獲得し、改選前の9議席から1議席後退した。

日本共産党は、同選挙について、議席後退の最大の理由は「党の自力の問題にある」とし、「強大な日本共産党の建設が不可欠」であると総括した。

 
図5-9 衆議院議員総選挙における日本共産党の獲得議席の推移
図5-9 衆議院議員総選挙における日本共産党の獲得議席の推移
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② 「党勢拡大大運動」への取組

日本共産党は、23年7月の第3回中央委員会総会で提起した「党創立90周年をめざす党員拡大を中心とした党勢拡大大運動」(注)に全党を挙げて取り組んだ結果、期限である24年7月までに約1万8,000人の新入党員を獲得したと公表した。一方、「しんぶん赤旗」の読者については、「大運動」開始時に比べ、日刊紙読者は750人、日曜版読者は1,086人減少したとしている。

党現勢に関しては、約9万人の「実態のない党員」を整理した結果、党員数は31万8,000人(同年5月1日現在)になったことを同年5月の全国活動者会議で、また、「しんぶん赤旗」の読者数は130万人であることを同年7月の党創立90周年記念講演会でそれぞれ明らかにした。

注:日本共産党は、平成23年12月の第4回中央委員会総会で、「党勢拡大大運動」の目標として、「5万人の党員、5万人の日刊紙読者、17万人の日曜版読者」を増やすことを掲げた。

(2)日本民主青年同盟の動向

日本民主青年同盟は、平成24年11月、東京都内で第36回全国大会を開催し、「日本民主青年同盟の目的と規約」について、17年ぶりに「目的」の一部を改定した。また、23年11月の第35回全国大会後の1年間で、新たに960人の同盟員を迎え、1,200人の機関紙読者を増やしたことを明らかにした。

第36回全国大会では、日本共産党から広井暢子副委員長・青年学生委員会責任者が出席して挨拶し、「総選挙で国民と青年が主人公といえる新しい日本を築くために、ともにがんばりましょう」と呼び掛けた。



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