第3章 組織犯罪対策

第3節 来日外国人犯罪対策

1 来日外国人犯罪の情勢

(1)全般的傾向

来日外国人犯罪は、平成の初期から増加傾向にあったが、検挙件数については平成17年を、検挙人員については16年をピークに減少に転じた。24年中は、検挙件数は1万5,368件、検挙人員は9,149人と、それぞれ前年より1,904件(11.0%)、899人(8.9%)減少した。

 
図3-10 来日外国人犯罪検挙状況の推移(昭和58~平成24年)
図3-10 来日外国人犯罪検挙状況の推移(昭和58~平成24年)
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表3-8 来日外国人犯罪検挙状況の推移(平成15~24年)
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(2)国籍・地域別検挙状況

平成24年中の来日外国人犯罪の検挙状況を国籍・地域別にみると、中国(台湾、香港を除く。)が最も多く、検挙人員の約4割を占めている。刑法犯検挙件数を罪種別にみると、侵入窃盗では中国が58.8%、自動車盗ではブラジルが27.8%、万引きではベトナムが39.0%となっているなど、罪種によって高い比率を占める国が異なっている。

 
図3-11 来日外国人犯罪の国籍・地域別検挙状況(平成24年)
図3-11 来日外国人犯罪の国籍・地域別検挙状況(平成24年)
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