第6章 警察活動の支え 

2 警察の予算と装備

(1)警察の予算

 警察の予算は、警察庁予算と都道府県警察予算から成る。このうち、警察庁予算には、国庫が支弁する都道府県警察に要する経費と補助金が含まれる。平成23年度警察庁予算では、東日本大震災の発生に伴い、補正予算において災害警備活動に要する経費等を措置した。
 23年度の国民一人当たりの警察予算は約2万8,000円であった。
 
図 ①警察庁予算 ②都道府県警察予算
 
図6-4 警察庁予算(平成23年度最終補正後)
図6-4 警察庁予算(平成23年度最終補正後)
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図6-5 都道府県警察予算(平成23年度最終補正後)
図6-5 都道府県警察予算(平成23年度最終補正後)
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(2)警察の装備

① 車両の整備

 警察用車両として、パトカー、白バイ等が全国に約4万2,000台整備されている。
 平成23年度は、東日本大震災の被災地で活動するための車両を増強した。
 
被災地で活動するパトカー
被災地で活動するパトカー

② 装備品の整備と開発改善

 23年度は、東日本大震災の発生に伴う災害警備活動に必要な装備品のほか、銃器使用犯罪対策、暴力団犯罪対策等のための装備品を整備した。
 また、最先端の科学技術を導入するなどして装備品の開発と改善を進め、業務の効率化と高度化を図っている。

 第1節 警察の基盤

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