第4章 安全かつ快適な交通の確保 

第4章 安全かつ快適な交通の確保

第1節 平成23年の交通事故情勢

1 交通事故の発生状況

(1)概況

 平成23年中の死者数は4,612人で、11年連続の減少となった。また、発生件数及び負傷者数も7年連続で減少し、発生件数は19年ぶりに70万件を下回った。23年3月に策定された「第9次交通安全基本計画」において「平成27年までに24時間死者数を3,000人以下」にするという目標が掲げられており、警察では、各種交通事故防止対策を一層推進していくこととしている。
 ・23年中の発生件数…69万1,937件(前年比3万3,836件(4.7%)減少)
 ・23年中の死者数…4,612人(前年比251人(5.2%)減少)
 ・23年中の負傷者数…85万4,493人(前年比4万1,715人(4.7%)減少)
 ・23年中の交通事故発生から30日以内の死者数…5,450人(前年比295人(5.1%)減少)
 ・23年末の運転免許保有者数…8,121万5,266人(前年比20万5,020人(0.3%)増加)
 ・22年末の車両保有台数…9,028万7,538台(前年比17万6,493台(0.2%)減少)
 ・22年度末の自動車走行キロ(自動車が走行した距離を表したもの)…約7,263億キロ(前年比198億キロ(2.6%)減少)
 
図4-1 交通事故発生件数・死者数・負傷者数・運転免許保有者数・車両保有台数・自動車走行キロの推移(昭和41~平成23年)
図4-1 交通事故発生件数・死者数・負傷者数・運転免許保有者数・車両保有台数・自動車走行キロの推移(昭和41~平成23年)
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(2)交通死亡事故の発生状況

・ 自動車乗車中の死者数は、高齢者(注1)が38.9%を占める
・ 自動二輪車乗車中の死者数は、若者(注2)が最も多い(自動二輪車乗車中の死者数の25.1%)。
・ 自転車乗用中の死者数は、75歳以上の高齢者が最も多い(自転車乗用中の死者数の37.9%)。
・ 歩行中の死者数は、75歳以上の高齢者が最も多い(歩行中の死者数の46.7%)。

注1:65歳以上の者をいう。
注2:16歳以上24歳以下の者をいう。
 
図4-2 状態別、年齢層別死者数(平成23年)
図4-2 状態別、年齢層別死者数(平成23年)
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 第1節 平成23年の交通事故情勢

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